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技能 アーカイブ

2008年03月03日

ポジティブな意見もネガティブな意見も

「ポジティブな意見もネガティブな意見も取り入れることで、自分が磨かれる」

トレンダーズ社長/経沢香保子(著書:日記ブログで夢をかなえるより)

博識だなーと思わせる人やすごいな、頭いいな、と思わせる人は大抵、他者の意見を積極的に取り入れるタイプの人が多いように思える。
考えてみれば、自分には目が二つしかなく、しかも視界に自分をがっちり入れることが出来ないのだから、自分に足りないところを他者に発見してもらい、教えてもらうということはすごく効率的でどんどん取り入れた方がいいことだと思う。
さらに、やっぱり他者の意見を取り入れることに積極的な人ほど人から好かれやすいとも思う。「あ、私の意見を取り入れてくれてるな」と思うだけで人は相手に好意を抱くものだろう。
いろんなことを知ってはいるのだけれど、他者の忠告に耳を貸さないタイプの人は「ただ理屈っぽくてうざったいひと」になりがちだ。
集団でデザイン行為をするときにはこういうひとが一人居ると、チームのパフォーマンスが落ちるので気をつけようと思う。

やはり自己を磨くためにも、物事を上手く進めるためにも、大切なことは他者とのコミュニケーションに積極的になることだと思った。

日記ブログで夢をかなえる

2008年03月11日

読書感想文/地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」

思考力とは情報の羅列する能力ではなく、仮説を作り出す想像力、情報を捨てる整理力なのだと教えてくれる一冊。

物理学者エンリコ・フェルミの思考術として知られる「フェルミ推定」の説明を足がかりとして、フレームワーク思考等の思考術、自分の頭で考えるとはどういうことかを気づかせてくれる。

ネット情報を寄せ集めて考えた気になっている人や、データを集めることに夢中になるくせがあるひとに是非読んで欲しい。

実際のデザイン実務においても、マーケットのデータやトレンド、コンペチターの動向のデータはごっそり調べているのだけれど、肝心の「あなたは何が作りたいの?何を表現したいの?」というのがないデザイナーは多い。

本書はメソッドの本であるようで、既存のメソッドに当てはめて考えていくだけでは新しいものは何も生まれないということも示唆してくれている。

後半では各思考術の有用性だけでなく、理論と感情のバランスがとれた他者とのコミュニケーションの重要性も説いてくれているため、組織内で仕事をしている人にとっては非常に為になる内容だと感じた。

思考は
結論から、全体から、単純に。

2008年03月12日

一からすべて命令してほしいなら

「If you want complete order, join the Marines.」
(一からすべて命令してほしいなら、海兵隊に行けばいい。)

-googleCEO/エリック・シュミット(The Future of Managementより)

これは人生の醍醐味を感じたコトバ。
とにかく自分で考え動くということ。

新しく革命的なものを作る人たちに共通して見られるのが「自発的であること」。
クリエイティブでもビジネスでも誰かに言われてやったということでは新しいものは生まれないと思う。

自分がやりたいことを見つけなさいとはよく言うものだけれども、
それは結局「自分が一番洞察を効かせられ、かつエネルギッシュになれるフィールドを見つけろ」
という事だと感じる。
最高のパフォーマンスの自分を見つける。
個人にとっても組織にとっても社会にとってもコレが一番いい結果をもたらすと思う。
よくいう「自分探し」とは何もはじめずに、誰かが導いてくれるのを待っているのではなく、
能動的に、自発的に考え動くことで、自らの特性を見極めるということだと解釈している。

自発的に自分の人生をデザインしていきたい。
そんな仲間が集まったとき最高のデザインができるだろう!

2008年03月24日

読書感想文/思考の整理学


英文学者である著者による、発想方法やメカニズムについて身近な体験をもとに考察した一冊。

メインは論文や学問的考察に主軸を置いた「思考の整理学」なのだけれど、充分に日常生活に応用していける内容だと思う。

ーキーワードー
・エディターシップ
全ての発想は既存情報の組み合わせ。発想には編集力が問われる。発想法とは編集の方法。見慣れた情報も編集で生まれ変わる(エッセイをまとめた本や小説の短編集等)。全体は部分の総和にあらず。

・没個性的方法
自らの個性のみを主張するのではなく、個性は情報を化合する際の触媒として扱う。主観による既存情報の組み合わせは充分に個性を発揮する。

・忘れる時間を作る
情報は時間を経て洗練され、必要なものが残る。
見つめる鍋は煮えない。

・セレンディピティ
潜水艦のソナーを発明するつもりが、イルカの交信音を捉える発明になったというような偶然の産物、他家受粉を重要視する。

・情報のメタ化
情報の高度な抽象化を目指せ。平家物語は琵琶法師による情報の高度なメタ化の産物

・手帳の工夫
フィルター、情報を洗練させる道具としてのメモ、手帳

・捨てる工夫
収穫逓減の法則

・I think ...本来の思考

本書は1986年発刊であるが、インターネット時代の現在の思考や発想についての書籍、ビジネス書にこの本に書かれたことと同じようなことが散見され、この本がいかに「情報の扱い方の本質」を捉えていたかが実感できる。

内容も読みやすく、新しいことを考えたい人にはどんな人にもお勧めできる一冊。

デザイナーやクリエイターは情報収集と縁の深い仕事だと思う。
憧れのデザイナー、参考になる同業他社の製品、先行技術等を貯めこんでいて、
各々の仕事に活かそうと考えていると思う。
そんなデザイナーやクリエイターにも本書の整理法は参考になるはず。
現代ならばGoogleリーダーやメモやiGoogleはてなブックマークはてなRSSを応用することで、著者の時代よりも更に効率化された情報管理ができるわけだし。

値段もやすくてお勧めです。

2008年07月23日

読書感想文/察知力

「僕は悔しさを味わいたくて、日本を出たのだ」

イタリア、イングランド、そして日本代表とサッカー選手として有名な著者が自らのサッカー人生を通して学んだ「察知力」を綴った一冊。
著者自身の失敗経験のエピソードとからめながら、常に周りに順応する姿勢、常に挑み続ける姿勢の重要さを説いています。

以下ピックアップ
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・2007年MVPをとったとき考えたのは喜びよりも先に「来シーズンのために何をしなければならないか」だった。
・危機感を持たないとすぐに他人に追い越されてしまう。

・足りないものがわかれば、それを埋めることを考えればいい。負けても得るものはあると考える。

・勝利がもたらすのは生きる糧であり、進化の糧ではない。「負け」はより多くの糧をえるためのきっかけを与えてくれる。

・「おいていかれちゃう」という危機感がずっとある。なくならないとも思う。

・自分の思うように行かない現実を不満に思っててもいいことは何もない。

・ただがむしゃらにやればいいってもんではない。自分には何が足りないのか、危機を察知して、周囲の空気を読むことが重要だ。

・ちょっと遠回りすることになっても、目標を忘れなければたどり着けると信じている。

・ノートに書き出して一度言葉にすると整理されるので、人に伝えやすい。チームメイトとのコミュニケーションのためにも自分の考えは常に整理しておく。

・自分が立っている環境を理解して準備する。

・試合に出続けるためには監督のサッカーを理解し、対応する必要がある。そのために多くの引き出しを準備しなければならない。

・引き出しとは、積み重ねた経験からくる対応力。過去の体験を活かし解決策を模索する。

・悩む作業が自分を伸ばす。

・自分より巧い人間に囲まれてプレッシャーを感じていないと絶対に巧くならない。

・ベンチで試合を見ていても得るものはない。どんなポジションでも先発に選ばれて、グラウンドに立つべき。

・うまくいかないときは必ずある。壁が見えるときはいいほうだ。乗り越えればいいだけだから。壁すら見えないときは考える。察知して乗り越えるべき壁を探せ。

・環境を変えるだけではだめ。逃避で終わることもある。なりたい自分を想定し、そのための場所を選ぶこと。

・プロ契約を結べたことで満足する選手はいない。契約はあくまでも出発点。皆が上を目指している。

・新しい環境に馴染む努力をしないなら、環境を変えた意味がない。

・自分を周囲に理解してもらえる環境を作る。

・前の環境と今の環境を比べる暇があるなら馴染むために時間を使え。

・今までやってきたことに「今できること」を確実に肉付けしていくイメージでステップアップしていく。

・トップクラブと対戦し、まだまだやることがあると感じた。だからこそまだ伸びる可能性がある。

・自分の特性を活かすためにも、自分にできることとできないことを知ることは大事だ。

・監督がほかの選手に指示することも「自分のために言っているんだ」と思いながら聞いている。

・他人を妬んでいても伸びない。自分の足りない力を分析しないで他人を妬んでも意味がない。

・調子がいいと満足するのがイヤ。「もっとやらなくちゃ」という欲が薄れるのが怖い。

・ふてくされる時間が一番無駄。

・未来に活かすことができれば、失敗も成功だ。

・成功だったかどうかなんて引退してから考えることだ。

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すべての理想を目指す人に共通して参考にできる視点がいくつもありました。
やはり姿勢と時間が大事。
常に挑み続けるという姿勢を崩さないこと。
誰にでも一日24時間しかない時間を有効に活用すること。
中村俊輔も勝間和代も、プロフェッショナルはやはり時間にシビア。
本田宗一郎も。

自分を見つめ、いまある資源(技術、知識、時間、財力)すべてを有効に使うことの大切さを再確認させていただきました。

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