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情報 アーカイブ

2008年02月11日

キャッチコピーは

「コピーは足で書け」

博報堂/新人コピーライターに贈られる言葉

創造の原点は想像であって、想像のために質のいい情報が必要。
質のいい情報は足で稼ぐしか手に入る方法はない。
googleだけでは世界を見ることは出来ない。

オリジナル・ワーキング

数量分析だけでは

「数量分析だけでは生活者の欲求は深堀できない」

元博報堂 制作部長/高橋宣行(著書:オリジナル・ワーキングより)

マスマーケティングだけでは人々の生活を豊かにすることは出来ない。
やっぱり生活をちゃんと「観察すること」が全ての原点なのだろう。

見ることは、創ること、、、なのだろう。

オリジナル・ワーキング

2008年02月12日

Any publicity is good publicity

「Any publicity is good publicity」

美術家/アンディ・ウォーホル


publicityとは、評判であり、広告という意味もある。そこには一種「噂」に近い風評的な意味も感じられる。
デザインやクリエイションにおいて、どんなものでも人の目に触れ、話題になるというのがやはり大事であり、話題になったらある種勝ちであるという部分はあると思う。

どんな悪評を付けられても「話題にすらならない」よりよっぽどいいのだ。

どんな評判も(人が気づいてくれたということは)いい結果と受け取っていいのだと思う。

世の中からフィードバックを受けるのは大切だ。

2008年03月11日

読書感想文/地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」

思考力とは情報の羅列する能力ではなく、仮説を作り出す想像力、情報を捨てる整理力なのだと教えてくれる一冊。

物理学者エンリコ・フェルミの思考術として知られる「フェルミ推定」の説明を足がかりとして、フレームワーク思考等の思考術、自分の頭で考えるとはどういうことかを気づかせてくれる。

ネット情報を寄せ集めて考えた気になっている人や、データを集めることに夢中になるくせがあるひとに是非読んで欲しい。

実際のデザイン実務においても、マーケットのデータやトレンド、コンペチターの動向のデータはごっそり調べているのだけれど、肝心の「あなたは何が作りたいの?何を表現したいの?」というのがないデザイナーは多い。

本書はメソッドの本であるようで、既存のメソッドに当てはめて考えていくだけでは新しいものは何も生まれないということも示唆してくれている。

後半では各思考術の有用性だけでなく、理論と感情のバランスがとれた他者とのコミュニケーションの重要性も説いてくれているため、組織内で仕事をしている人にとっては非常に為になる内容だと感じた。

思考は
結論から、全体から、単純に。

2008年03月13日

読書感想文/レバレッジ人脈術


レバレッジシリーズのなかで”人脈”にフォーカスした一冊。
人脈を作る、ヒトとコミュニケーションするとはそもそもどういう行為なのか、持つべき心がけは何かということを分かりやすく教えてくれる。

本書で頻出する”コントリビューション(お会いする相手、参加させてもらうコミュニティに対する貢献)”という言葉が人とのつながりの原点だと思う。

人脈作りとは「相手から何かもらう」ではなくて「自分の成長のためにお互い刺激しあう」コトなのだと実感。

紹介している手法を実践している方とお会いし、自分自身がとても嬉しかった経験があるため、共感しながら読むことができた。

ボリュームもちょうどよいし、リアルコミュニケーション、ウェブコミュニケーション双方で人付き合いの際参考になる情報が詰まった良書。

この本を読んでデザインコミュニケーション思考との共通点を感じた。

デザイン思考の際に重要になるのはそのデザインが一体誰に、どんな幸せを届けるのかということ。
社会貢献なのか、企業の成長なのか、個人のライフスタイルを豊かにすることなのか。
ただ売ってお金をもらう「市場で売れる」ではなくて、相手(世の中)にどういうコントリビューションをするかということを核にデザイン思考を働かせないと、世の中の要求に対してパフォーマンスの高いものを出しにくいと思う。
そういう意味ではデザインアウトプットをコミュニケーションとして捉えれば、「人脈作りにおけるコントリビューション手法」はデザイン思考に応用可能なアイデアだとも実感した。

2008年03月17日

デザイナーが資本参加するのは望ましいやり方です。

「デザイナーが資本参加するのは望ましいやり方です。
デザインとはあらゆる機会を盛り込みながら、消費者にとって新鮮で一貫して意味のある体験を提案し続けていくことであって、3ヶ月やればおしまい、ではないからです。」

プロダクトデザイナー/イヴ・べアール(AXIS magazine Vol.132より)

100ドルPCプロジェクトへのデザイン提供やHERMAN MILLER社初の照明デザイン、TOHSIBAやMINIのブランディングまで手がける氏が言うこの言葉は今の時代において「社会に対するデザインとは何か」をビジネス的な視点から端的に言い当てていると思う。
資本参加するとは、リスクをクライアントと一緒に背負うことで、プロジェクトに対しての発言や立場も対等にしたいという覚悟と想いの表れであると思う。
「やることでお金をもらう」のではなく、「共に成し遂げることで儲けを分け合う」という姿勢。
社会に対するデザインプロジェクトは大抵デザイナーだけでは何も動かせない。
周りの人達と想いと立場を共有し、「共感、共に夢見ること」をエネルギーとして進まなければならないと思う。
「周りはわかってない」と口にするデザイナーは自らの覚悟と想いの弱さ、共感能力の低さを反省する必要があるのかもしれない。

でっかい夢に向かってみんなで覚悟と夢を共有する。
素晴らしいではないか!!
そんなシゴトができるように心構えをしておこう。

One Laptop per Child(100ドルPCプロジェクト)
OLPCについて(Wikipedia)
FUSE PROJECT

AXIS magazine

2008年03月22日

ありとあらゆる場面でベースになっているのは

「ありとあらゆる場面でベースになっているのは”学問”なのです。」

ー脳科学者/茂木健一郎(著書:脳を活かす勉強法より)

面白いことを考えるクリエーターやデザイナーには、何らかの学問のバックグラウンドを持っている人が多い。ザハ・ハディドは数学、ロス・ラブグローブは生物学、川崎和男は医学、ジョン前田は経済学と情報学、山中俊治は工学・・・・・といったように。
そのバックグラウンドを活かすことで、旧来のデザイン領域とは違ったところに足を踏み入れることが出来ている。

デザイナーやクリエーターにはそういう「知識という武器」が必要ではないかと最近感じる。
ネットで簡単に手に入る二次情報ではなくて、自分の身に染み込んだ知識。
この「身に染み込んだ」というのが大切だと思う。
自分の特性をマッシュアップしなければ次世代に残す仕事はしづらい時代になってきたと感じる。
ただのデザインは先人達がやりつくしている。
次の世代は新しいことにチャレンジしなければいけないと思う。
デザインという狭い見地・業界だけでなく、様々な学問に触れ、知識を身に染み込ませることが、
デザインやクリエイティブにいい結果をもたらす。

ありとあらゆる場面でベースになっているのは”学問”

共感する。

2008年03月24日

読書感想文/思考の整理学


英文学者である著者による、発想方法やメカニズムについて身近な体験をもとに考察した一冊。

メインは論文や学問的考察に主軸を置いた「思考の整理学」なのだけれど、充分に日常生活に応用していける内容だと思う。

ーキーワードー
・エディターシップ
全ての発想は既存情報の組み合わせ。発想には編集力が問われる。発想法とは編集の方法。見慣れた情報も編集で生まれ変わる(エッセイをまとめた本や小説の短編集等)。全体は部分の総和にあらず。

・没個性的方法
自らの個性のみを主張するのではなく、個性は情報を化合する際の触媒として扱う。主観による既存情報の組み合わせは充分に個性を発揮する。

・忘れる時間を作る
情報は時間を経て洗練され、必要なものが残る。
見つめる鍋は煮えない。

・セレンディピティ
潜水艦のソナーを発明するつもりが、イルカの交信音を捉える発明になったというような偶然の産物、他家受粉を重要視する。

・情報のメタ化
情報の高度な抽象化を目指せ。平家物語は琵琶法師による情報の高度なメタ化の産物

・手帳の工夫
フィルター、情報を洗練させる道具としてのメモ、手帳

・捨てる工夫
収穫逓減の法則

・I think ...本来の思考

本書は1986年発刊であるが、インターネット時代の現在の思考や発想についての書籍、ビジネス書にこの本に書かれたことと同じようなことが散見され、この本がいかに「情報の扱い方の本質」を捉えていたかが実感できる。

内容も読みやすく、新しいことを考えたい人にはどんな人にもお勧めできる一冊。

デザイナーやクリエイターは情報収集と縁の深い仕事だと思う。
憧れのデザイナー、参考になる同業他社の製品、先行技術等を貯めこんでいて、
各々の仕事に活かそうと考えていると思う。
そんなデザイナーやクリエイターにも本書の整理法は参考になるはず。
現代ならばGoogleリーダーやメモやiGoogleはてなブックマークはてなRSSを応用することで、著者の時代よりも更に効率化された情報管理ができるわけだし。

値段もやすくてお勧めです。

2008年03月27日

どんなに複雑にもつれた糸も、

「どんなに複雑にもつれた糸も、ほどいてみれば単純な一本の糸に過ぎない」

-トリンプ・インターナショナル・ジャパン元代表取締役社長/吉越浩一郎(著書:デッドライン仕事術より)

優れたクリエイターは物事を単純化するのがうまいと思います。
佐藤可士和氏しかり深澤直人氏しかり。

様々なプロジェクトで必ず発生する「問題解決」というプロセス。
そこでその問題に対してぐーっと近寄ってみたり、俯瞰してみたり、いろんなスケールで多角的に観察することがキモなのかなーと思う。

優れた経営者はそういった視点でものを話しているなと感じます。
こういう「観察の仕方」は日常生活にも充分応用が出来る、というか一番重要な視点かもしれない。


-以下読書感想文-
デッドライン仕事術 (祥伝社新書 95)

トリンプを19年連続増収に導いた元名物社長の著書。

デッドラインとは、仕事にかける時間、タイミング、自分がする仕事の範囲、ワークライフバランス等に明確に設ける線引きのこと。

本書ではビジネスシーンにおける「デッドライン」設定の有用性を著者自身の企業人人生を振り返りながらわかりやすく解説してくれている。

管理職の立場から書かれている内容がメインではあるけれども、若いビジネスパーソンにも充分に参考になる内容。
・上を見るな、下を見ろ(上司や経営者の方ばかり見ていると愚痴しか出ない)
とか
・余裕のあるときを当てにした時間の使い方をするな(余裕がある時間が訪れるような時間の使い方は効率が悪い証拠)
等々、
企業人なら思わず納得してしまう著者の持論がためになる。

有名な「がんばるタイム」や「さんづけの習慣」等、実際にトリンプで行われたユニークな改革も面白い。

気がついたらなんとなく長時間労働になっちゃっているような仕事人にお勧めできる一冊。

時間は有限です。

2008年04月07日

面白いアイデアだ。しかも・・・

「面白いアイデアだ。しかも人がいい」

-エニグモ役員・藤井真人(謎の会社、世界を変える。―エニグモの挑戦より)

この言葉はエニグモが成功に至った重要なポイントをあらわしていると思う。

以下読書感想文

元広告代理店の二人が立ち上げた新世代ネットサービスベンチャーエニグモ。
この本はエニグモ創設から、軌道に乗るまでの軌跡を同社代表、役員、社員がそれぞれの口調、視点で振り返ったものをまとめたもの。

世界各地に住むネットユーザー全てを「現地の品物のバイヤー」に変えることで新しい流通、ショッピング感を作ることに成功した同社サービスBuyMaや、広告モデルをブログによるクチコミマーケティングとくっつけたビジネスのプレスブログが同社の看板サービス。
この本ではそれらサービスを構築するまでに同社がぶち当たった壁、挫折、乗り越えた方法等が書いてあり、新規ビジネスをベンチャーが起こすことのハードルの高さと、得がたい達成感があることの両方を感じ取れる。

人をひきつけて、巻き込んで、しかも仲間の期待に応えられるように最大限の努力をするという同社経営陣・社員の姿勢は見習うべきだと感じた。

新しく社会を作るということの意義や楽しさを考えれる一冊。

クリエイターは人の力を借りるのが下手な人が多いと思う。
それでいて自我を通すのに頑なになりすぎている人も良く見ます。
本当に新しい仕組みをデザインしようとしたら、他者を受け入れる、困難を受け入れる、人の手を借りるということがいかに大事かということを考えさせられました。

2008年07月07日

読書感想文/ビジネス頭を創る7つのフレームワーク力


近年のビジネス本、アイデア本のヒットで耳にすることが多くなった「フレームワーク」というコトバ。
その思考法を著者得意の「わかりやすい伝え方」で伝授してくれる一冊。

最近の著者の本と違い、この本ではITに頼らず自分で考えるということにフォーカスを当てた内容になっています。

最近の著者の作品の中では厚めです。
ボリューム満点ですが、さくさく読んでいける様に工夫された読みやすい構成となっています。


以下amazonの目次に追記するカタチでのピックアップです。(→部がピックアップ)
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●第1章 「ビジネス思考力」を定義する!
■「ビジネス思考力」を定義する!
→ビジネスを楽しくするのが目的。思考力を磨くこと自体を目的化しないように。
→ワークライフバランス問題において仕事の成果、効率を上げるのは重要。なぜなら、安定した収入、業績を確保できると、効率があがり、可処分時間や所得も増え、心理ストレスも減らせる。自ずとライフが充実する。
→時間は限られている。限られた時間の中で最高の効率で情報取得、行動アイデアを出していけるように。
→たとえ間違った仮説でも、ないよりはまし。少なくとも「動くはじめる」ことはできる(動かないのは0である。)
→推論はするけど、実行はしないという人が多い。実行が一番大事。実行さえすれば少なくとも他社より有利に立てる。
→積極的にアウトプットして、プレゼンしてと額にも身にも汗して動くのがビジネス思考力。
→健全なもうけがないと、私達の生活は健全にならない。お金をもうけることにいい意味で固執すべき。


■なぜ今、「ビジネス思考力」が必要なのか

ベストセラーに見る労働環境の変化と市場のニーズ

「教えて君」から脱却しよう!
→今、自分が持っている最良の情報を組み合わせて「仮説(新しい情報)」を生み出す。参考:フェルミ推定

→ビジネス思考力向上は実はもっとも簡単で安心な保険。どんな仕事にも応用できる。
→常に探求すること。以前似たような情報を読んだよ、と思ってシャットアウトしない。どんな情報からも学ぶ。

■思考の六つの段階

ブルーム博士の思考の六段階モデル
→知識→理解→応用→分析→統合→評価に思考プロセスを分解。何かを考えるときこのプロセスを使う。
知識のレベルで思考を止めない!
→知識は借り物。自分自身による応用や分析、統合、評価を経てはじめて自分の血肉になる。

■ビジネス思考力をつけることで得られる五つの果実
→「わかっているけどできない」のではない。「わかっていないからできない」。

■ビジネス思考力はコツさえわかれば、日常生活で習得が可能
→痛い目に逢いながらもこつこつ新しいフレームワークを積み上げていくことが重要。
→どんな知識でも自分のフレームワークに落とし、使えるように。


●第2章 ビジネス思考の基礎となる7+1の力
■まずは「フレームワーク力」のお話から
基本的なフレームワーク21選!(カラー図解つき)→カラー図解はひとつひとつの図解の絵が大きくて見やすい!!
→7番:製品進化のトライアングル。最後はブランド力の勝負になることを意識。
→12番:所得金額階級別世帯数の相対分布。ある製品、価格ごとの市場規模把握。
→17番:組織の7S。これは会社以外(小さな事務所や事業組合)にも応用できるかも。
→20番:VRIO分析。自分たちの組織の強みや資源の把握。個人にも応用できるかも。
→英語は必須。仕入れられるフレームワークが格段に増える。

既存のフレームワークから新しいフレームワークをつくる
→何でもフレームワークにあてはめる。はまらないやつが出てきたら、それがはめられるフレームワークを考える。繰り返せば使えるフレームワークが自然と増える。

書籍の知恵をフレームワークで整理するクセをつける
→ちょっとした「こと」が行動変化を助ける。

「○○○力」とは何を示すのか、というと

●第3章 一つめの力 論理思考力
■論理思考をわかりやすくいうと
そもそも、「論理」って何?
→一見ランダムな世の中の事象から法則や関係を見つけ出し、起こる確率が高いことを推察すること。

■論理思考力を身につけるための三つのテクニック
MECEに分類するクセをつける ほか
→ターゲット年齢別に考える切り口が有効なのはMECEだから。
→真実は細部に宿っている。小さな差異から重要なことを見つける。
→思いつきの予想と「ピラミッドストラクチャー」と「MECE」を使った予測は精度が異なる。

■論理思考力を身につけるための四つの実践方法
→日常生活にて論理思考力を使う癖をつけて生活する。
→私たちは体を鍛えるのには熱心だが、頭を鍛えるのには無頓着。
「なぜ5回」を繰り返す ほか

■とはいえ、「あと知恵バイアス」には注意!
→ヒューリスティック(経験則から無理やり導き出した論理)、迷信行動、げんかつぎ等に惑わされないように注意。

●第4章 二つめの力 水平思考力
■水平思考力をわかりやすくいうと
→まずは、日常の生活を論理思考で進める癖をつける。そのあとは直感や新しい関連性の発見を起点にした、水平思考(ラテラルシンキング)にチャレンジしてみよう。

デボノの有名な問題

想定した範囲以外から解を出す
→私たちは案外こういう考え方が得意。天動説や一般相対性理論はその典型。

■水平思考力を身につけるための三つの基本テクニック
自分が無意識に使ってしまっている前提を疑うほか
→現状を疑い、新しい視点や考えの組み合わせを積極的に導入しよう。関連書:ブルーオーシャン戦略
→成功体験にとらわれて、環境変化に気付くのが遅れないように。
→自分も他人もヒューリスティックを持っていることを自覚する。
→「アイデア・視点組み合わせ」の可能性を信じること。
→SCAMPERブレームワーク。代用、結合、応用、変更、置き換え、減らし、逆転の七つ。

■水平思考力を身につけるための四つの実践方法
種になりそうなアイデアの量をとにかく増やしてみる ほか
→作れそうなアイデアはすぐかたちに。家電メーカー等はすぐ手作りのモックアップ(試作品)を作る。関連書:発想する会社! ― 世界最高のデザイン・ファームIDEOに学ぶイノベーションの技法
→説明を丁寧にすれば売れるものはたくさんある。しかし要説明は大きなコスト。伝わりやすさは重要。
→厳選した何人もの相手との関わりを大事にし、常にいろんな情報交換をする。
→思いつきや勘で、専門的知識がない分野に口出しをしてくる「素人マーケター」には注意。

●第5章 三つめの力 視覚化力
■視覚化力をわかりやすくいうと
→視覚化力、数字力、言語力の3つを統合してはじめて思考の整理や共有が可能になる。
→視覚化力向上はインプット、プロセス、アウトプット全ての面において差別化要因となる。

■視覚化力をつけるための三つのテクニック
画像が持つパワーを理解し、効率的な情報処理方法として活用する ほか
→デザインの意味を理解し、デザイン力を付ける。
→デザイン力とは人の認知プロセスを理解した上で、使用者に対して、特定の行為や可能性に向けての道筋を認識させる能力。
→アフォーダンスの概念を理解する。(注:厳密にいえばジェームス・ギブソンが提唱したアフォーダンスの定義では、アフォーダンスとは使用者のセンサーとモノが発する内在的可能性が空間でぶつかるポイントに生じるものであって、使用者、モノどちらかに存在するものではないとされています。本書ではあくまでも「コミュニケーション力強化のテクニック」としてアフォーダンスを紹介しているので、後にドナルド・A・ノーマンが再定義したアフォーダンスを取り上げ、簡略化しながらもわかりやすく説明がなされています。)
→デザインの力を知る。山中俊治さんのsuicaのデザインの解決力。
→デザイン力はコミュニケーション力を高める上で大きな力になる。
→人に説明するときは文字や画像をうまく使い、説明相手の持っている経験値を活かしやすい形を考える。

■視覚化力を身につけるための四つの実践方法
フォトリーディング+マインドマップをマスターする ほか
→物事を図解化すると、自分がいかに「わかってないか」がわかる。

●第6章 四つめの力 数字力
■数字力をわかりやすくいうと
画像の対極、数字の世界
数字は、正確な情報共有のためのもの
数字を組み合わせる力は創造性につながる
→数字は情報共有のためのツールであり、厳密にはあいまいな部分もある。
→統計を見る習慣、身の回りの数字の記録、数字からの仮説作り、数字を使ったコミュニケーション。

■数字力を身につけるための三つのテクニック/四つの実践方法
→コミュニケーションで大切なのは話の具体性、信頼性、再現性。
→ひとには”よほど工夫しないと”ちゃんと伝わらないものである。
→数字は理性だけでなく、感性にも訴える。
→その数字が正しいかどうかより、ディスカッションのきっかけとなることが重要。
→数字は常に細分化していくことを心がける。
→数字の細分化応用の感応度分析。
→物事には「平均」と「分散」がある。
→統計力が身につけば、期待値10%以上の無謀な賭けはしなくなる(パチンコ10%、競馬25%、宝くじ55%)。
→数字の裏を見る楽しさを知る。
→身の回りの数字の意味を考える習慣を。
→必ず複数の仮説を立てて比較する。
→相手がパッと見て30秒でわかる資料作りを。
→当意即妙に数字を絡めた会話ができる能力を身に着ける。

●第7章 五つめの力 言語力
■言語力をわかりやすくいうと
■言語力を身につけるための三つの基本テクニック
→なんとなくわかった気になっていることと、実際に言葉に落とせるということには理解に雲泥の差がある。
→相手の無意識下の過去の経験値(スキーマ)とコミュニケートする。
→話す時間、書く時間の質量を高める。
→毎日がプレゼンテーション、毎日が考えを整理する場だと思うべき。

●第8章 六つめの力 知的体力
→多重知性理論(マルチプルインテリジェンス)
→健全な精神が健全な発想を生む。
→わかっているけど、できないのではなく、わかっていないからできない。
→知的体力をつけるためには体にいいものだけで暮らすこと。

●第9章 七つめの力 偶然力
→予期せぬ出来事を避けるのではなく、最大限活用しよう。
→「あの人は特別だ」と思わないこと。
→迷ったときはリスクをとる。やらないこと、チャレンジしないことが最大の失敗であることが往々にある。
→チャンスは無数にあるはず。気づくか気づかないかが差。
→大事なのは情報をつなげていくこと。
→なんであれ、新しいことをやれば批判がくる。批判を恐れるな。
→まずは信じてみる、試してみる、考えてみる。

最後に
巻末 お薦め書籍・アイテム・URL 50
→ICレコーダーは便利。
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ボリューム満点、読み応え十分。でも読みづらくなくすすっといろんなメソッドが頭に入ってきました。

「デザイン」というコトバがたくさん出てきたのも印象的でした。

本書に出てきた「相手のスキーマとのコミュニケーションで価値を伝える」という手法をデザイン手法に落とし込んでいるのが深澤直人氏であり、坪井浩尚氏であると思いました。

大前研一さんの「ハイコンセプト」をはじめ、昨今デザイン力に注目がされています。
デザイン力とはカタチとコンセプトの統合力なので、どんなビジネスにも案外応用できるんですよね。
佐藤可士和さんや奥山清行さん、箭内道彦さん等の総合力あるクリエイターが成功を収めて、注目を集めたところから、「デザイナーって実はすごいらしい」という見方が増えてきたのかもと思います。
appleのスティーブ・ジョブズも大学ではカリグラフィー(文字デザイン、日本では書道?)を専攻していて、その授業がMacに最も役に立ったとも言っています。

最近は、デザイナーも更なるビジネス力をつければ、さらにデザイン力を活かせる場が与えてもらえるような空気になってきているのは嬉しい限りです。

そのためにもクリエイターはこの本を読むべき!
アイデア発想、独立したビジネス構想の大きな武器ともなると思います。

※私もこの本読んだ!こんなところに共感した等是非コメントお願いします!!

勝間和代公式ブログ: 私的なことがらを記録しよう!!

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文中でチラッと触れたので。以下もお勧めします!!
↓ブルーオーシャン戦略。レッドオーシャンは避けよう!

↓デザインラボ、IDEO全容。IDEOの習慣「すぐ作るプロトタイピング」はまさにラテラルシンキング習慣付け。写真も豊富。

↓アフォーダンスとデザインの関係についてもっとよく知りたい方はこちら


↓佐藤可士和氏著。こちらもわかりやすい思考整理術

↓その奥様の本も面白いです。

↓DVDも。やっぱり映像はわかりやすいです。

中村勇吾氏による佐藤可士和サイトもすごい!!

↓エンツォをデザインした奥山清行氏の最新本。多彩なスケッチが目を楽しませてくれます。
最近カンブリア宮殿(テレビ東京)にも出演してらっしゃいました。面白かった!!

ken okuyamaサイト。ベンチャーでカービジネスとは新しいです。

2008年07月22日

読書感想文/神の交渉力

松下電器とAppleにて勤務経験のある著者が書く本書は、快進撃を続けるAppleのCEOスティーブ・ジョブズが今までのプロジェクトで発揮してきた類まれなる交渉力を、多様なエピソードとともに紹介している。
普通のビジネスマナーではありえないことばかりなので、実際のビジネスで即使える事例が示されているわけではない。
スティーブ・ジョブズという人物がいい意味でも悪い意味でも常識にとらわれることが決してないというのが見て取れる。

各エピソードの最後に著者が実際のビジネスで役立つ視点をエピソードから抜き出し、他の著名な経営者のケースも交えて紹介する構成は面白い。

本書ではスティーブ・ジョブズだけでなく、本田宗一郎や盛田昭夫、松下幸一郎のエピソードも収められており、経営者の多様な視点、厳しさを感じることができる内容になっている。

以下ピックアップ
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・私達の暮らしは小さなプレゼンに溢れている。1対1のプレゼンがうまくできれば、二人、複数人相手のプレゼンもできるようになる。

・規律無しに雑多な情報が流れると企業活力が低下する。だからカルロス・ゴーンも、スティーブ・ジョブズも自らのみで発表する。

・ソニーや松下にもiTunesのようなビジネスを考えていたエンジニアはたくさんいた。ただ、ハードウェア業界を乗り越えて、音楽業界の権利者たちと面倒な交渉を延々とする覚悟があるような情熱ある経営者がいなかった。

・パワーのある経営者は一般人と時間感覚が違う。

・仲良しごっこでは世界を驚かすようなすごいものはできない。

・違った分野のもの同士がタッグを組んでこそ力を発揮する。

・指揮官が二人いては戦争はできない、といって本田宗一郎は後任社長に全てを任せ、会社にも顔を出さないようにした。

・相手が自分を本当に必要としていれば、破り捨てた契約の先に有利な契約が待っている。

・ビジネスで戦っている相手は常に変化する。ディズニーのアイズナーはジョブズがいつまでも映画素人だと思い込んでいたため、交渉に負けた。

・自分の仕事の専門分野を決め付けて、線引きをしてしまうことは能力アップのチャンスを逃すことだ。

・周りがひいていても発言する。恥ずかしくても、無言の圧力を感じても何度も何度も。そのうち恥も平気になり、会議で黙って座っているだけの連中が無能に見えてくるはずだ。

・どこにもないものは市場調査からは決して生まれてこない。

・ジョブズは他社との契約は大まかなところだけでなく細かなところまで全て自分でやる。他の企業の経営者のように担当者に投げることはしない。詰めまで全部自分でやる。

・無能な経営者はお金に振り回され、有能な経営者はお金を振り回す。

・ピンチを嘆かず、乗り越えるものと考えられる人がチャンスの入り口に立てる。

・交渉の成否は戦う前に決まる。不備があると弱気の虫が顔を出す。弱気な部分が見えれば必ず負ける。
・ジョブズは失敗を反省して弱みを伸ばすようなことはしない。自分の強みだけを徹底的に伸ばす。

・ヒットを予感するのは簡単ではない。タイタニックもスターウォーズも前評判は最悪だった。iPodも。

・厳しい戦いに先陣を切って挑んでいく情熱がトップには必要。

・「自分の人生」を生きようとする「挑戦するサラリーマン」からこそすごいものは生まれる。
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パーソナルコンピューター、CGアニメーション、音楽配信、携帯電話とどんどん業界を切り開いていくジョブズはこれからどんなことをみせてくれるのでしょうか。

過去記事:Stay Hungry. Stay Foolish.

2008年07月23日

市場調査の効力は

「独創的な新製品を作るヒントを得ようとしたら、市場調査の効力はゼロになる」
-本田宗一郎

ジェームス・ダイソン社長も同じようなことを言っています

まだ誰も見たことない未来は今を見ていても決してつかむことはできないのでしょう。
既存の成功者のメソッドや、思考をなぞるだけでは大きな一歩を踏み出せない。
苦しみながらも未来を模索するのが大事な姿勢だと感じます。

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