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デザイン アーカイブ

2008年02月11日

できるだけ

「できるだけ現場に。」

建築家/安藤忠雄

机上で済ませたデザインには住む人(使用者)や売る人(デザインのクライアント)に対する知見や思いが圧倒的に不足する。
やはり「空気」は最上の情報であると思う。

2008年02月25日

常にアマチュア

「革命(イノベイション)は、常にアマチュアが起こします。だから、ぼくは常にアマチュアでいたい。」

コンセプター/坂井直樹

たとえばデザイナー。
インハウス(企業内)のデザイナーはある特定の商品ばかりをデザインしなければいけない宿命があります。それがたとえば、クルマだったり、芳香剤だったり、時計だったり、ポテトチップスのパッケージだったり・・・・
特定の分野には特定の分野のスキルがあるわけですが、スキルや経験は同時にクリエイションの幅を狭めるのだと感じます。

アマチュアの良さをプロが享受するためには、
自分の受け持つシゴトに対して常に「客観的に見る」ということをし続けることなのではないかと思っています。

2008年02月29日

目指すところは結局ただ一つ

分けのぼる
麓の道は
多くとも
同じ高嶺の
月を見るかな

時代に応じて文体や形式は違ってくるけれども、
目指すところは結局ただ一つの高嶺の月なのである。

文筆家/谷崎潤一郎(著書:陰影礼賛より)

ある特定の市場で似通った製品がたくさん出てくるのは、やはりそこの市場で人々が求められているものに一つの流れがあるからだと言われる。
それと同時に、皆が同じゴール(提供したい価値、月)に向かって、同じような手法(デザイン、サービス、ビジネスモデル、麓の道)をたどっていることをも示している。

たとえ目指す頂上が同じ場所でもかまわない。
同じ頂上に着けるのであれば多様な「道」を探すことは意味があると思うし、それが他者との差別化や価値につながる。
これは人の生き方、「人生のデザイン」について考えさせてくれるいい言葉だと思った。


麓からどんな道を選んで、月に向かうか。


2008年03月03日

簡素の中に秘めた知性なり感性

「簡素が豪華に引け目を感ずることなく、その簡素の中に秘めた知性なり感性なりがむしろ誇りに思える世界、そういった価値体系を拡めることができれば少ない資源で生活を豊かにする事ができる。」

グラフィックデザイナー/田中一光

日本の美というのは庶民文化の美だと勝手に思っていて、
日本の生活における振る舞いや所作の美はもっと研究してみたい文化だ。
いつからか西洋の価値観で作られた「いろんなものをくっつける生活」に慣れてしまったせいか、
なおさら日本の「簡素」という感覚が新鮮で魅力的に見える。

環境問題やエネルギー問題に対してデザインが出来ること(すべきこと)がこの言葉には多分に含まれてると思う。

ものづくりをする人たちは、
ただ節約とか省エネとかだけじゃなく、豊かな知性や感性の末の「簡素な美」がある生活の提案をしていかなければいけない気がする。

ポジティブな意見もネガティブな意見も

「ポジティブな意見もネガティブな意見も取り入れることで、自分が磨かれる」

トレンダーズ社長/経沢香保子(著書:日記ブログで夢をかなえるより)

博識だなーと思わせる人やすごいな、頭いいな、と思わせる人は大抵、他者の意見を積極的に取り入れるタイプの人が多いように思える。
考えてみれば、自分には目が二つしかなく、しかも視界に自分をがっちり入れることが出来ないのだから、自分に足りないところを他者に発見してもらい、教えてもらうということはすごく効率的でどんどん取り入れた方がいいことだと思う。
さらに、やっぱり他者の意見を取り入れることに積極的な人ほど人から好かれやすいとも思う。「あ、私の意見を取り入れてくれてるな」と思うだけで人は相手に好意を抱くものだろう。
いろんなことを知ってはいるのだけれど、他者の忠告に耳を貸さないタイプの人は「ただ理屈っぽくてうざったいひと」になりがちだ。
集団でデザイン行為をするときにはこういうひとが一人居ると、チームのパフォーマンスが落ちるので気をつけようと思う。

やはり自己を磨くためにも、物事を上手く進めるためにも、大切なことは他者とのコミュニケーションに積極的になることだと思った。

日記ブログで夢をかなえる

2008年03月06日

民族の特殊性を通過しての普遍性

「優れた音楽は、民族の特殊性を通過してはじめて普遍性に到達する」

作曲家/伊福部昭

グローバリズムという言葉が陳腐化されて久しいが、
未だにグローバリズムについての考え方はいろんなものがある。
その中でも、世界中にモノやサービス、カルチャーを届けられるようになったからこそ、
平均化されたいわゆる「ユニバーサル」が必須であるという考え方が多数を占めているように思う。
それに対して、民族や地域、国民性、国有の文化を輸出し、アピールしてこそのグローバリズムではないかという考えもある。
この二つの考え方をどこで線引きするのかは非常に難しいのだけれども、
やはり文化を輸出するという考え方は大切だと思う。
今の日本の「ものづくり」については強くそう思わざるを得ない。
日本は世界に誇れる独自の価値観・文化体系があるにもかかわらずそれらを世界にちゃんと輸出できてないなぁと日々思う。とくにデザインの分野においては。

欧州に売るからこそ「欧州を真似る」ではなくて「欧州に美を伝える」という気概でやらなければならないと思う。

2008年03月08日

同業他社の製品は既に同じ技術を使っている

「ソニーでは同業他社の製品は基本的に既に同じ技術を使っていて、価格、性能、特徴に差はないと考えている。
市場において製品を差別化できるものは、デザインをおいてほかにない。」

元ソニー会長/大賀典雄

企業のトップがここまで「デザイン思考」を大切にし、優先していたからこそ、今日のソニーがあるのだろうと思わせてくれる言葉。
さらにこの言葉に思うのは、実は消費者の私たちが普段思っていることはまさにこのことだということ。

デザインの価値というのは数値化しづらいが、確実に大きく存在していて、事業の成否を大きく左右している。
近年ではそう考える人は少なくないが、大賀氏ほど言い切ったトップはいない気がする。

デザインはこれからさらに企業の大きな資産になっていくのだろうと思う。


2008年03月10日

読書感想文/アキッレ・カスティリオーニ 自由の探求としてのデザイン


最近では新しい概念のように捉えられている、深沢直人氏が言っている"First WOW, Later WOW"の概念はすでにカスティリオーニ氏が実践していたのだという発見。
本書の中ではカスティリオーニ氏のデザインを「魅惑すると同時にすぐその知的内容へ注意を引き、種を明かし、そしてはっと目覚めさせる仕掛け」と評してあるが、それこそまさに。

日本ではあまり知られていない、建築家/空間デザイナーとしてのカスティリオーニについても多くが学べる良書。

ジャンフランコ・カヴァリア氏が代弁する「各々が自分の役割に対して責任ある態度を取りさえすれば我々の社会は今後も存在し続け、また向上する」というカスティリオーニの信念は今の時代のデザイナーに環境問題についてデザインで何ができるか考えろ、と言っているようにも聞こえる。

デザインとは倫理的価値の表現であると言っていたカスティリオーニの言葉を使いながら、消費社会にただ取り込まれて、ゴミを延々と作っているだけのデザインに対して明確な批判も投げかける一冊。

一番印象に残ったのは第五章「レストランの人生学」。

2008年03月11日

読書感想文/地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」

思考力とは情報の羅列する能力ではなく、仮説を作り出す想像力、情報を捨てる整理力なのだと教えてくれる一冊。

物理学者エンリコ・フェルミの思考術として知られる「フェルミ推定」の説明を足がかりとして、フレームワーク思考等の思考術、自分の頭で考えるとはどういうことかを気づかせてくれる。

ネット情報を寄せ集めて考えた気になっている人や、データを集めることに夢中になるくせがあるひとに是非読んで欲しい。

実際のデザイン実務においても、マーケットのデータやトレンド、コンペチターの動向のデータはごっそり調べているのだけれど、肝心の「あなたは何が作りたいの?何を表現したいの?」というのがないデザイナーは多い。

本書はメソッドの本であるようで、既存のメソッドに当てはめて考えていくだけでは新しいものは何も生まれないということも示唆してくれている。

後半では各思考術の有用性だけでなく、理論と感情のバランスがとれた他者とのコミュニケーションの重要性も説いてくれているため、組織内で仕事をしている人にとっては非常に為になる内容だと感じた。

思考は
結論から、全体から、単純に。

2008年03月12日

一からすべて命令してほしいなら

「If you want complete order, join the Marines.」
(一からすべて命令してほしいなら、海兵隊に行けばいい。)

-googleCEO/エリック・シュミット(The Future of Managementより)

これは人生の醍醐味を感じたコトバ。
とにかく自分で考え動くということ。

新しく革命的なものを作る人たちに共通して見られるのが「自発的であること」。
クリエイティブでもビジネスでも誰かに言われてやったということでは新しいものは生まれないと思う。

自分がやりたいことを見つけなさいとはよく言うものだけれども、
それは結局「自分が一番洞察を効かせられ、かつエネルギッシュになれるフィールドを見つけろ」
という事だと感じる。
最高のパフォーマンスの自分を見つける。
個人にとっても組織にとっても社会にとってもコレが一番いい結果をもたらすと思う。
よくいう「自分探し」とは何もはじめずに、誰かが導いてくれるのを待っているのではなく、
能動的に、自発的に考え動くことで、自らの特性を見極めるということだと解釈している。

自発的に自分の人生をデザインしていきたい。
そんな仲間が集まったとき最高のデザインができるだろう!

状況を理解しないアートやデザイン

「政治や経済を含めた、全体の状況を理解しないアートやデザインには、意味がない」

ーMITメディアラボ副所長、グラフィックデザイナー、コンピューター科学者/ジョン前田

デザインや美術の学校では経済について理解が少ない。
一方ビジネス、経済の学校では左脳的メソッドが先行し、アート・デザイン思考が少ない。
そもそも両思考は世の中にインパクトを与える際には両輪として機能すべきものであり、
どちらか一方だけでは最高のパフォーマンスは出にくい。
バランスを取ることが大切だと思う。

肩書きに関係ある狭い世界の知識や感覚だけで勝負できる時代はもう来ない。

なぜそのデザインなのか?今の世の中に何を訴えるのか?どういう経済圏、社会を形作るものなのか?

そういったことをもっと深く考えていく必要を感じる。


2008年03月13日

読書感想文/レバレッジ人脈術


レバレッジシリーズのなかで”人脈”にフォーカスした一冊。
人脈を作る、ヒトとコミュニケーションするとはそもそもどういう行為なのか、持つべき心がけは何かということを分かりやすく教えてくれる。

本書で頻出する”コントリビューション(お会いする相手、参加させてもらうコミュニティに対する貢献)”という言葉が人とのつながりの原点だと思う。

人脈作りとは「相手から何かもらう」ではなくて「自分の成長のためにお互い刺激しあう」コトなのだと実感。

紹介している手法を実践している方とお会いし、自分自身がとても嬉しかった経験があるため、共感しながら読むことができた。

ボリュームもちょうどよいし、リアルコミュニケーション、ウェブコミュニケーション双方で人付き合いの際参考になる情報が詰まった良書。

この本を読んでデザインコミュニケーション思考との共通点を感じた。

デザイン思考の際に重要になるのはそのデザインが一体誰に、どんな幸せを届けるのかということ。
社会貢献なのか、企業の成長なのか、個人のライフスタイルを豊かにすることなのか。
ただ売ってお金をもらう「市場で売れる」ではなくて、相手(世の中)にどういうコントリビューションをするかということを核にデザイン思考を働かせないと、世の中の要求に対してパフォーマンスの高いものを出しにくいと思う。
そういう意味ではデザインアウトプットをコミュニケーションとして捉えれば、「人脈作りにおけるコントリビューション手法」はデザイン思考に応用可能なアイデアだとも実感した。

2008年03月14日

たとえ馬鹿と言われても、偽善と言われても

「社会の中では理想を言うやつがいなくてはいけない。たとえ馬鹿と言われても、偽善と言われても。」

-音楽家/坂本龍一

めのうらよりインスピ。

世の中に大きな進化をもたらしたり、革命的な価値観のシフトを起こさせるきっかけは”理想主義者の言葉”なのだと思っている。

日本人は大きな志や野望を持っていても恥ずかしい・周りに気を使って言わない・言えない文化がある。
僕はこれが日本のカルチャーやテクノロジーが世界にコントリビューション(貢献)する際に大きな障壁になっていると思う。

shyには形容詞として恥ずかしいという意味があるが、同時に動詞として「気後れする、尻込みする」といった意味でも使われる。つまり恐れや臆病さを多分に意として含んでいる。

馬鹿と言われること、偽善と言われることを恐れずに、理想を表現(可視化・認知可能にする行為)し続ける努力をすることが、ヒトの社会に豊かさをもたらすアート・デザインなのだろうと感じた。

自発的に勇気を持って前に出ることが(自分にとっても)新しい世界をつくるはず。



2008年03月17日

デザイナーが資本参加するのは望ましいやり方です。

「デザイナーが資本参加するのは望ましいやり方です。
デザインとはあらゆる機会を盛り込みながら、消費者にとって新鮮で一貫して意味のある体験を提案し続けていくことであって、3ヶ月やればおしまい、ではないからです。」

プロダクトデザイナー/イヴ・べアール(AXIS magazine Vol.132より)

100ドルPCプロジェクトへのデザイン提供やHERMAN MILLER社初の照明デザイン、TOHSIBAやMINIのブランディングまで手がける氏が言うこの言葉は今の時代において「社会に対するデザインとは何か」をビジネス的な視点から端的に言い当てていると思う。
資本参加するとは、リスクをクライアントと一緒に背負うことで、プロジェクトに対しての発言や立場も対等にしたいという覚悟と想いの表れであると思う。
「やることでお金をもらう」のではなく、「共に成し遂げることで儲けを分け合う」という姿勢。
社会に対するデザインプロジェクトは大抵デザイナーだけでは何も動かせない。
周りの人達と想いと立場を共有し、「共感、共に夢見ること」をエネルギーとして進まなければならないと思う。
「周りはわかってない」と口にするデザイナーは自らの覚悟と想いの弱さ、共感能力の低さを反省する必要があるのかもしれない。

でっかい夢に向かってみんなで覚悟と夢を共有する。
素晴らしいではないか!!
そんなシゴトができるように心構えをしておこう。

One Laptop per Child(100ドルPCプロジェクト)
OLPCについて(Wikipedia)
FUSE PROJECT

AXIS magazine

2008年03月21日

読書感想文/いきの構造

和のデザイン、いきと呼ばれるものは何なのかということを考えたく、
読んだ。

哲学者の著者が日本独自の価値観「いき」について考察を巡らせる一冊。

本書では「いき」とは大和民族の特殊な様態の顕著な自己表明の一つと定義されている。
海外(他民族)の文学や芸術、音楽と日本のそれとを対峙させ、その中から読み取れる価値観のズレや情景をヒントに「いき」とは何かを定義し、構造化を試みている。

「いき」とは媚態・意気地・諦めを主要素とし、反語は野暮であること。
二元性を基礎とした美学であること(男と女、竹と木、表と裏、ハレとケ、見せると隠す等…)。
決して合理性になり過ぎないバランスの美学でもあること(常に平行線で交わらない-結果の出ない縦縞模様等)。
いきなリズムとバランスが存在すること。
派手―地味の構図とは別物であること。
等を独自に構成したマトリクスやチャートを絡め解説してくれる。

いきと称されるものを見たところで、いきは理解し得ないという主張もしている。
日本民族の価値観や文化を解剖・解釈するプロセスを経てはじめて「いき」に触れることが出来るのだと。

本書を読んで
「いき」とは
「二元性を含有する物事における理想体(合理性)に対しての一定の変位(ハズシ)の美学が表層に出てきたもの」であると受け取った。

原文は現代の文体ではないのでとっつきにくいところもあるが、本書は解説を入れ込まれ再編集してあるのでわかりやすくなっていてよいと感じた。

いきとは何かと何かの関係性にて見出される美しさということか?
最近何かと話題になっている関係性のデザイン、コミュニケーションの仕組みづくりにおいて、
日本らしい価値観や美しさとはどんなものか考えてみたい。

2008年03月22日

ありとあらゆる場面でベースになっているのは

「ありとあらゆる場面でベースになっているのは”学問”なのです。」

ー脳科学者/茂木健一郎(著書:脳を活かす勉強法より)

面白いことを考えるクリエーターやデザイナーには、何らかの学問のバックグラウンドを持っている人が多い。ザハ・ハディドは数学、ロス・ラブグローブは生物学、川崎和男は医学、ジョン前田は経済学と情報学、山中俊治は工学・・・・・といったように。
そのバックグラウンドを活かすことで、旧来のデザイン領域とは違ったところに足を踏み入れることが出来ている。

デザイナーやクリエーターにはそういう「知識という武器」が必要ではないかと最近感じる。
ネットで簡単に手に入る二次情報ではなくて、自分の身に染み込んだ知識。
この「身に染み込んだ」というのが大切だと思う。
自分の特性をマッシュアップしなければ次世代に残す仕事はしづらい時代になってきたと感じる。
ただのデザインは先人達がやりつくしている。
次の世代は新しいことにチャレンジしなければいけないと思う。
デザインという狭い見地・業界だけでなく、様々な学問に触れ、知識を身に染み込ませることが、
デザインやクリエイティブにいい結果をもたらす。

ありとあらゆる場面でベースになっているのは”学問”

共感する。

2008年03月24日

読書感想文/思考の整理学


英文学者である著者による、発想方法やメカニズムについて身近な体験をもとに考察した一冊。

メインは論文や学問的考察に主軸を置いた「思考の整理学」なのだけれど、充分に日常生活に応用していける内容だと思う。

ーキーワードー
・エディターシップ
全ての発想は既存情報の組み合わせ。発想には編集力が問われる。発想法とは編集の方法。見慣れた情報も編集で生まれ変わる(エッセイをまとめた本や小説の短編集等)。全体は部分の総和にあらず。

・没個性的方法
自らの個性のみを主張するのではなく、個性は情報を化合する際の触媒として扱う。主観による既存情報の組み合わせは充分に個性を発揮する。

・忘れる時間を作る
情報は時間を経て洗練され、必要なものが残る。
見つめる鍋は煮えない。

・セレンディピティ
潜水艦のソナーを発明するつもりが、イルカの交信音を捉える発明になったというような偶然の産物、他家受粉を重要視する。

・情報のメタ化
情報の高度な抽象化を目指せ。平家物語は琵琶法師による情報の高度なメタ化の産物

・手帳の工夫
フィルター、情報を洗練させる道具としてのメモ、手帳

・捨てる工夫
収穫逓減の法則

・I think ...本来の思考

本書は1986年発刊であるが、インターネット時代の現在の思考や発想についての書籍、ビジネス書にこの本に書かれたことと同じようなことが散見され、この本がいかに「情報の扱い方の本質」を捉えていたかが実感できる。

内容も読みやすく、新しいことを考えたい人にはどんな人にもお勧めできる一冊。

デザイナーやクリエイターは情報収集と縁の深い仕事だと思う。
憧れのデザイナー、参考になる同業他社の製品、先行技術等を貯めこんでいて、
各々の仕事に活かそうと考えていると思う。
そんなデザイナーやクリエイターにも本書の整理法は参考になるはず。
現代ならばGoogleリーダーやメモやiGoogleはてなブックマークはてなRSSを応用することで、著者の時代よりも更に効率化された情報管理ができるわけだし。

値段もやすくてお勧めです。

2008年03月26日

Stay Hungry. Stay Foolish.

「Stay Hungry. Stay Foolish.」
(ハングリーであれ。馬鹿であれ。)
-Apple代表/スティーブ・ジョブズ

常に慢心せず、更なるフロンティアを目指すこと。
常に理想主義であること。

この姿勢がなければ「新しい世界」を見ること、見せることはできないと感じる。

日本で理想主義であり続けることはハードルが高く感じるけど、
だからこそその方向の生き方に魅力を感じます。

スタンフォード大学卒業式、スティーブ・ジョブズのスピーチ(TEXT)

↓スタンフォード大学卒業式、スティーブ・ジョブズのスピーチ(英語)

↓スタンフォード大学卒業式、スティーブ・ジョブズのスピーチ(日本語字幕入り)



2008年03月31日

読書感想文/裸でも生きる

若干25歳でバングラデシュ産のジュートを使ったバッグ販売の会社を立ち上げた著者の自伝&エッセイ。

アジア最貧、政情最悪の国にあえて単身乗り込み、ものづくり・ビジネスを通して社会に役立つことを模索している著者。

まさにジェットコースターのようなスリリングな実話。
引きこもり、不良、鬱病、柔道、工業高校、慶応大学、国際機関、バングラデシュ大学院・・・・

どうして起業に至ったかまでの経緯から、ものづくりの難しさ、裏切りや失敗で涙を流した話等、「信念を持って生きる」ということの素晴らしさと厳しさを生々しいくらいのリアリティを感じながら読むことができた。

表題となっている「裸でも生きる」とは何度振り出しに戻っても、自らの信念を曲げないという著者からのメッセージだそう。

社会起業とかフェアトレードの類いに対して否定的な意見が多いのも事実ではあるけれど、やっぱりこういうビジネスを信念もってやっている人は応援したくなる。

限りある今の時間をどう生きるか。
深く考えさせてくれる一冊。
良書。

2008年04月03日

私がデザインしたもの全ては不必要だった。

「私がデザインしたもの全ては不必要だった。2年以内には確実にリタイアし、何か他のことをやりたい。まだそれが何かはわからないけど。自分を表現する別の手段を見つけたい。デザインとは、忌むべき表現形式だ」

建築家・インダストリアル・デザイナー/フィリップ・スタルク(Die Zeit,27.Apr.2008より)

「今後デザイナーはいなくなるだろう。将来のデザイナーは、パーソナルコーチや、ジムのトレーナー、ダイエットコンサルタントになるんだよ」

強力な「モノの個性」でヒトをひきつけられる時代は終わったことをスタルク自身が感じているのかもしれません。

デザインの世界でも「エクスペリエンス・デザイン」とか「インターフェースデザイン」、「サステナブルデザイン」等、今活気があり、求められているのは工業時代とはちがったデザイン脳の使い方なのは間違いと感じます。

そういえば
スタルク自身は数年前から牡蛎の養殖を始めているというのを聞いたことがあります。





2008年04月07日

面白いアイデアだ。しかも・・・

「面白いアイデアだ。しかも人がいい」

-エニグモ役員・藤井真人(謎の会社、世界を変える。―エニグモの挑戦より)

この言葉はエニグモが成功に至った重要なポイントをあらわしていると思う。

以下読書感想文

元広告代理店の二人が立ち上げた新世代ネットサービスベンチャーエニグモ。
この本はエニグモ創設から、軌道に乗るまでの軌跡を同社代表、役員、社員がそれぞれの口調、視点で振り返ったものをまとめたもの。

世界各地に住むネットユーザー全てを「現地の品物のバイヤー」に変えることで新しい流通、ショッピング感を作ることに成功した同社サービスBuyMaや、広告モデルをブログによるクチコミマーケティングとくっつけたビジネスのプレスブログが同社の看板サービス。
この本ではそれらサービスを構築するまでに同社がぶち当たった壁、挫折、乗り越えた方法等が書いてあり、新規ビジネスをベンチャーが起こすことのハードルの高さと、得がたい達成感があることの両方を感じ取れる。

人をひきつけて、巻き込んで、しかも仲間の期待に応えられるように最大限の努力をするという同社経営陣・社員の姿勢は見習うべきだと感じた。

新しく社会を作るということの意義や楽しさを考えれる一冊。

クリエイターは人の力を借りるのが下手な人が多いと思う。
それでいて自我を通すのに頑なになりすぎている人も良く見ます。
本当に新しい仕組みをデザインしようとしたら、他者を受け入れる、困難を受け入れる、人の手を借りるということがいかに大事かということを考えさせられました。

2008年04月09日

形態は意味に従う

「形態は意味に従う」

-Appleデザイン担当副社長/ジョナサン・アイヴ

アメリカの建築家ルイス・サリヴァンの言葉「形態は機能に従う。(form follows function. )」に対して
現代ではブラックボックス化したものに与えれる形態は機能よりも、人がそのものに求める「意味」に従うべきであるという考え方。

パソコンははさみや自転車、イスなどと違い、
形そのものが機能に関係する要素は非常に少なくなってきている。
それはデザインするためのきっかけが極端に少ないという事実も示していると思います。

そこで重要なのは物理的機能を形態化してのデザインではなく、
デザインの対象となるモノが秘めているコンテンツや世界観に対して使う人が「どういう風にあってほしいと思っているか」というそのモノの「存在理由」を深く見つめて、カタチに起こすことなのだろうと思います。
それは必然的にそのモノが必要とする「最低限のカタチ」になるため、シンプルでミニマム、そしてわかりやすいアイコニックなモノになるはず。
一度そういうのが出来てしまうと、競合他社は「原型に余計なカタチや機能を付加したもの」をつくることしか許されなくなります。

iPodがウォークマンに勝ったのはコンテンツやビジネスモデルの差だけではないと思います。

Appleのデザイン力はこういった哲学からも見て取れます。


↓link
Appleエンジニアが語る、Appleがデザインプロセスで行っている4つのコト(b3 annexさん)

2008年04月20日

「まだ存在しない商品のイメージを抱くことは、消費者には出来ないのさ」

「まだ存在しない商品のイメージを抱くことは、消費者には出来ないのさ」

ダイソン社長/ジェームス・ダイソン(日経ビジネス3月27日号より)

スティーブ・ジョブズも同様のことを言っていた。

消費者の要望にこたえるだけでは新しい何かは生み出せない。
市場の要求にこたえるだけではニーズやブームの後追いになるだけ。

観察、分析、創造を主観とスピードの両輪で進めるのが最高の結果をもたらす「デザイン思考」なのかもしれない。




2008年04月25日

読書感想文/利益の方程式

経済評論家、公認会計士の著者による、ビジネスにおける利益の出し方についての考え方を改めてくれる一冊。
どんな業界でもおそらく使える考え方が書かれている。
マーケティング、商品開発、接客、経営、全ての階層の人に意味のあると思われる一冊。


まず冒頭に「勝間式利益の方程式」を紹介するところから始まる内容。

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(顧客あたり単価-顧客あたり獲得コスト-原価)×顧客数=利益
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冒頭でキーとなる構造を示すことで全体が捉えやすくなっていて親切。
文章も読みやすい。

*キーポイント*
・顧客の購買ポイントを押さえ、そこには充分にコストをかける。それ以外の面ではオーバースペックを避ける(KBF,Key Buying Factor)→顧客原価のコントロール
・価格は高くてもいい。なぜなら顧客はいいものを買ったと満足するから
・相手が持っている問題を解決する
・気持ちよくお金を払ってしまう仕組みづくり
・多様な意見の重要性
・瞬時に顧客が商品の価値を理解できるかどうか→瞬間判断、ヒューリスティック
・顧客が人に教えたくなるサービス
・仮説構築の重要性
・顧客原価は業界基準で決まるため下げるのは難しい。顧客獲得コストをうまく下げる。
・需要者、供給者双方の視点で原価を考える(顧客の視点、KBF)
・潜在顧客数のフェルミ推定
・顧客の意見に耳を傾けすぎない(顧客の先を行くべし)
・戦略のない値下げは悪である

商品開発の仕事をしている身としては、なるほどと唸ってしまうような内容ばかり。
特に携帯電話業界や家電業界の商品開発・供給システムに当てはめたところはわかりやすかった。
優秀な経営者にとっては当たり前のことばかりの内容なのかもしれないけど、新鮮な切り口が多く、面白かった。

特に顧客のKBFを理解した商品開発をしろ、という提言は今の企業に足りてないと思われる「引き算のデザイン」をわかりやすく解説していて納得してしまった。

著者の豊富な研究知識が楽しみながらサクッと読める良書。

勝間和代氏ブログ -私的な事柄を記録しよう!-

2008年06月01日

I have never been forced to accept compromises

I have never been forced to accept compromises,but
I have willingly accepted constrains.
(妥協を強制されたことはないが、制約は喜んで受け入れてきた。)

デザイナー/チャールズ・イームズ

隈研吾さんもおっしゃってますが、制約やハードルはイノベーションの源泉。
制約が生じた時に落ち込んだり臆することなく、制約を前向きな追い風と捉えられるような精神構造を作れるようになると、クリエイティブ脳が一歩先に進む気がします。

きっとデザイン分野だけではなく、ビジネスシーンにも有効な考え方ではないでしょうか。


KAZさん(山崎和彦さん、千葉工大、教授)もブログでイームズの名言を紹介しています。

※共感する!!という方、私はこう考えます!という方、ぜひ積極的にコメントお願いします。


イームズ写真展(2008/6/8まで)


2008年06月11日

読書感想文/現代アートビジネス

村上隆や奈良美智を発掘したギャラリストでもある著者が、現代アートに対する想い、アートとお金の関係、アート立国への展望等を綴った一冊。
先進諸国において加熱するアートに対する投資や、工業ではなくアートによる国力をつけようとする動きが見られる今だからこそさらに面白く読める内容。
アートに詳しい人でなくともわかりやすい。
アート作品個々を解説するというのではなく、アート業界やアートに対する投資、アートの楽しみ方といった視点で書かれている。
各アーティストの解説本等と合わせて読むとさらに楽しめると思う。

〜〜以下ピックアップ〜〜
・不景気にこそチャンスは到来する(高額な大御所は売れない、安い若手にスポットを当ててもらえる)

・どんな作品にも買い手がいる。アート市場は細分化された市場。犬の絵しかないギャラリーもあれば、下手な絵を売っているところもある。需要があるため買い手がつく。こんなものが売れるのかというものも売れる。作品の良し悪しだけでなく、需要の掘り起こしと売買交換のマッチングがビジネスの肝。
粗悪なモノや安いモノが欲しい人もいる。アートも同様。

・展示空間、アーティスト、プレス活動がギャラリストの三種の神器。
まずは展示空間がないと始まらない。見せ方には徹底してこだわる。照明の角度や、作品を置く高さは特に重要。

・将来そのアーティストが続けていくだろうと思われるコアな部分を抽出して前面に出して売り出すことが重要。そのための審美眼と見せ方が問われる。

・アートは市場に残していくことに意味があり、とても重要。なので、若手アーティストはちょっと安いかなぐらいに値段を設定する。「売りたい値段」より「売れる値段」。応援してくれる人を増やせばアーティストに価値が発生していく。

・リーディングコレクター(この人が買うと注目される、評価につながるような人)に売る。
そうすることでマーケットが広がり価値が上がる。

・アートのコピーライト化は強烈な個性と考え抜かれた戦略がある村上作品ぐらいでないとできない。
アートは実物であり、一点ものあるいは少数製作であるからこそ価値を保有できる。

・アート作品を安易にコピーすることや、イメージ商品として単に絵面だけ売るようなことはアーティストの価値を下げること、文化の疲弊につながる。
アートは表面ヅラだけではなく、アーティストの思想も作品の一部として尊重することが大事。

・コピーが容認される中国が大国になっていくこれからは文化が消費されてしまう危険を孕んでいる。
コピーライトの強度は美術作品の強度と一致しない。

・GEISAI等、若手アーティストの発表の場は増えてきていて、アーティストの青田買いも増えてきている。

・アーティストとはそもそも職業なのか?アートが大事ならば続けろ。時代が追いつくこともある。

・今、マイアミはアートが熱い(アート・バーゼル・マイアミ・ビーチ開催。デザイン・マイアミも開催されている。文化の新たな発信地)。

・どう楽しむか、どう飾るかをメディアを使って見せるより、人の行動そのものを見せて認識させることが重要。

・押し付けないこと。

・デザイン/アートは国力になる。日本人ほど美術館に行く国民はいない。

・国内のアートマーケットシステムの整備が急務。

・みんなが欲しがる情報は「告知」ではなく「レビュー」である。

・アートは国の資源。枯渇することもなければ、環境を破壊することもない。観光資源として利益ももたらし、国のアイデンティティ構築にもかかせない、非常に有望な資源。欧米諸国はこの有効な資源を上手に利用している。


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アートやデザイン、映画や音楽コンテンツといったものを世界に向けてビジネスとして発信していく際に参考になる視点を多く見つけました。
逆輸入ブランドの強さや、やりたいビジネスに適したマーケット自体の発掘や開拓、世界に向けた発信姿勢等は日本のクリエイティブにもっとあってもいい考え方と感じました。
世界に向けて開かれた新しい創造的ビジネスやコンテンツ産業が日本の次世代のキーかもしれないと強く思いました。
あと、アートに限らず共感できたのが「皆が欲しいのは告知ではなくレビューだ」という一説。確かにブログや本もカタログや宣伝みたいなものではなく送り手の視点が入っている方が見てて面白いですね。
そもそもアート自体が社会に対するアーティスト自身のレビューであったりもしますね。

アートとデザインで国にブランド力を付けることに成功し、経済的な効果をももたらした英国の政策は記憶に新しいです。
日本がアートとどうつきあっていくべきか、一度じっくり考えてみると面白いかもしれません。

※私も読んだ!興味をもった!こんな風に感じる等あれば積極的にコメントお願いします。

2008年06月24日

iPhone!? そんなの・・・

「iPhone!? そんなのやめて、もっとすごいの作ろうぜ。
僕らは、そんな国だったはずだ。」

ハイパーメディアクリエーター/高城剛

世界の工場にもなれない、新しく刺激的なプロダクトも作れない、
コンテンツもシステムも保守的。

いつから日本はそんな国になってしまったのでしょうね。

国産メーカー、デザイナー、通信キャリア、販売店、流通、コンテンツメーカー・・・・・

全ての人たちがモチベーションを上げて、高い志で世界に挑むことを思い出さなくては!!

昨日の「カンブリア宮殿:ゲスト_奥山清行」を見てもそう強く感じました。



高城剛氏ブログ

2008年07月07日

読書感想文/ビジネス頭を創る7つのフレームワーク力


近年のビジネス本、アイデア本のヒットで耳にすることが多くなった「フレームワーク」というコトバ。
その思考法を著者得意の「わかりやすい伝え方」で伝授してくれる一冊。

最近の著者の本と違い、この本ではITに頼らず自分で考えるということにフォーカスを当てた内容になっています。

最近の著者の作品の中では厚めです。
ボリューム満点ですが、さくさく読んでいける様に工夫された読みやすい構成となっています。


以下amazonの目次に追記するカタチでのピックアップです。(→部がピックアップ)
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●第1章 「ビジネス思考力」を定義する!
■「ビジネス思考力」を定義する!
→ビジネスを楽しくするのが目的。思考力を磨くこと自体を目的化しないように。
→ワークライフバランス問題において仕事の成果、効率を上げるのは重要。なぜなら、安定した収入、業績を確保できると、効率があがり、可処分時間や所得も増え、心理ストレスも減らせる。自ずとライフが充実する。
→時間は限られている。限られた時間の中で最高の効率で情報取得、行動アイデアを出していけるように。
→たとえ間違った仮説でも、ないよりはまし。少なくとも「動くはじめる」ことはできる(動かないのは0である。)
→推論はするけど、実行はしないという人が多い。実行が一番大事。実行さえすれば少なくとも他社より有利に立てる。
→積極的にアウトプットして、プレゼンしてと額にも身にも汗して動くのがビジネス思考力。
→健全なもうけがないと、私達の生活は健全にならない。お金をもうけることにいい意味で固執すべき。


■なぜ今、「ビジネス思考力」が必要なのか

ベストセラーに見る労働環境の変化と市場のニーズ

「教えて君」から脱却しよう!
→今、自分が持っている最良の情報を組み合わせて「仮説(新しい情報)」を生み出す。参考:フェルミ推定

→ビジネス思考力向上は実はもっとも簡単で安心な保険。どんな仕事にも応用できる。
→常に探求すること。以前似たような情報を読んだよ、と思ってシャットアウトしない。どんな情報からも学ぶ。

■思考の六つの段階

ブルーム博士の思考の六段階モデル
→知識→理解→応用→分析→統合→評価に思考プロセスを分解。何かを考えるときこのプロセスを使う。
知識のレベルで思考を止めない!
→知識は借り物。自分自身による応用や分析、統合、評価を経てはじめて自分の血肉になる。

■ビジネス思考力をつけることで得られる五つの果実
→「わかっているけどできない」のではない。「わかっていないからできない」。

■ビジネス思考力はコツさえわかれば、日常生活で習得が可能
→痛い目に逢いながらもこつこつ新しいフレームワークを積み上げていくことが重要。
→どんな知識でも自分のフレームワークに落とし、使えるように。


●第2章 ビジネス思考の基礎となる7+1の力
■まずは「フレームワーク力」のお話から
基本的なフレームワーク21選!(カラー図解つき)→カラー図解はひとつひとつの図解の絵が大きくて見やすい!!
→7番:製品進化のトライアングル。最後はブランド力の勝負になることを意識。
→12番:所得金額階級別世帯数の相対分布。ある製品、価格ごとの市場規模把握。
→17番:組織の7S。これは会社以外(小さな事務所や事業組合)にも応用できるかも。
→20番:VRIO分析。自分たちの組織の強みや資源の把握。個人にも応用できるかも。
→英語は必須。仕入れられるフレームワークが格段に増える。

既存のフレームワークから新しいフレームワークをつくる
→何でもフレームワークにあてはめる。はまらないやつが出てきたら、それがはめられるフレームワークを考える。繰り返せば使えるフレームワークが自然と増える。

書籍の知恵をフレームワークで整理するクセをつける
→ちょっとした「こと」が行動変化を助ける。

「○○○力」とは何を示すのか、というと

●第3章 一つめの力 論理思考力
■論理思考をわかりやすくいうと
そもそも、「論理」って何?
→一見ランダムな世の中の事象から法則や関係を見つけ出し、起こる確率が高いことを推察すること。

■論理思考力を身につけるための三つのテクニック
MECEに分類するクセをつける ほか
→ターゲット年齢別に考える切り口が有効なのはMECEだから。
→真実は細部に宿っている。小さな差異から重要なことを見つける。
→思いつきの予想と「ピラミッドストラクチャー」と「MECE」を使った予測は精度が異なる。

■論理思考力を身につけるための四つの実践方法
→日常生活にて論理思考力を使う癖をつけて生活する。
→私たちは体を鍛えるのには熱心だが、頭を鍛えるのには無頓着。
「なぜ5回」を繰り返す ほか

■とはいえ、「あと知恵バイアス」には注意!
→ヒューリスティック(経験則から無理やり導き出した論理)、迷信行動、げんかつぎ等に惑わされないように注意。

●第4章 二つめの力 水平思考力
■水平思考力をわかりやすくいうと
→まずは、日常の生活を論理思考で進める癖をつける。そのあとは直感や新しい関連性の発見を起点にした、水平思考(ラテラルシンキング)にチャレンジしてみよう。

デボノの有名な問題

想定した範囲以外から解を出す
→私たちは案外こういう考え方が得意。天動説や一般相対性理論はその典型。

■水平思考力を身につけるための三つの基本テクニック
自分が無意識に使ってしまっている前提を疑うほか
→現状を疑い、新しい視点や考えの組み合わせを積極的に導入しよう。関連書:ブルーオーシャン戦略
→成功体験にとらわれて、環境変化に気付くのが遅れないように。
→自分も他人もヒューリスティックを持っていることを自覚する。
→「アイデア・視点組み合わせ」の可能性を信じること。
→SCAMPERブレームワーク。代用、結合、応用、変更、置き換え、減らし、逆転の七つ。

■水平思考力を身につけるための四つの実践方法
種になりそうなアイデアの量をとにかく増やしてみる ほか
→作れそうなアイデアはすぐかたちに。家電メーカー等はすぐ手作りのモックアップ(試作品)を作る。関連書:発想する会社! ― 世界最高のデザイン・ファームIDEOに学ぶイノベーションの技法
→説明を丁寧にすれば売れるものはたくさんある。しかし要説明は大きなコスト。伝わりやすさは重要。
→厳選した何人もの相手との関わりを大事にし、常にいろんな情報交換をする。
→思いつきや勘で、専門的知識がない分野に口出しをしてくる「素人マーケター」には注意。

●第5章 三つめの力 視覚化力
■視覚化力をわかりやすくいうと
→視覚化力、数字力、言語力の3つを統合してはじめて思考の整理や共有が可能になる。
→視覚化力向上はインプット、プロセス、アウトプット全ての面において差別化要因となる。

■視覚化力をつけるための三つのテクニック
画像が持つパワーを理解し、効率的な情報処理方法として活用する ほか
→デ