「声に出して読みたい日本語」の齋藤孝氏と「ウェブ進化論」の梅田望夫氏による対談をまとめた一冊。
両氏が「自分自身の価値を上げること」や「学びあいの精神」、「これからの若者や社会に対する思い」について興味深い意見交換をしている。
福沢諭吉的メンタリティという共通の根っこがありながら、違う思考を持つ二人の多様な視点が綴られていて、現在、自分の将来や仕事について考えている人には参考にできる言葉がちりばめられている。
ーー以下ピックアップーー
・私塾願望、福沢諭吉的メンタリティ。志を同じとする仲間と学びあいたい願望。
・私塾=私淑→学習のモチベーションの共有
・モチベーションの強弱によって学習の格差は拡がる。
・人生をデザインする(デザインという概念が無形のものに対して使われても違和感が少なくなってきている。これからの時代、デザイナーに求められるものは?)
・スマイルズ著「ヘルプ(自助論、邦題:西国立志偏)」
・自らの存在のありよう、働き方のデザイン。肩書きを持つだけでも気分は変わる。
・あこがれる人物を3人、自らのロールモデル(人生の参考とする人)として設定して暮らす。
・ロールモデルはどんどん自分のために消費していくもの。次々と見つける。さらに口に出すことが重要。「イチローになりたい!」のように。
・自分を知ることで、必要なもの、不要なものがわかる。
・モノも人も全てが縁。
・「志向性」←ウェブログで志向を同じとする仲間を探せ。そして「道」のヒントを探せ。
・自らの関心事の発信。そしてそれを突き詰める。そこから次のコネクションが生まれるはず。
・現実世界、たかだか50人ほどのクラスでは志向が同じ同志を見つけられる確率は低い。
世界にはもっともっとおもしろい奴がいる。
・日本人たちよ、個として、創造的に生きよ!!
・型は古く、概念は新しく。
・勝手に理論武装して新しいことを始める←新しい時代はこういう人が作ってきている。
・断られたり、ダメなことのほうが多いのが当たり前であるということを知る。
うまくいかない方が人生のデファクトスタンダードである。
・牧歌的なニュアンスでの「好きを人生に」ではなく、「好きを人生にできないと生き残っていけない」という、もっと切実なニュアンスの「好きを仕事にする」ということを考える。
・頭で読む読書ではグーグルには勝てない。知とは心受け止めるべき。生きる糧としての知。
・おもしろいと思ったことを淡々とブログに書く。
・生活とは作品である。生活全体をデザインしよう。生活のデザインとは時間の使い方を考えること。
・一つの趣味は千の嫌悪から成り立つ。嫌いをはっきりさせていけば最後に自分にぴったりな何かが必ず残る。
・物事と時間はトレードオフ。イチローは野球のためにほとんど誘いを断っているはず。流されたら本当に何もできない。
・時期を画す力→画期力。時代の波に合わせて仕掛けていけるといい。立体的な人生を構築。
・How are you? と聞かれたら、Fine!!と答えなければいけない。
・20世紀は物質は豊かになったが、幸福感は低い。物質と引換に志向性の共同体をなくした。
・同じような志向を持って、同じ敵と戦う。
・敵は、私たち日本人の中にある、「時代の変化に対する鈍さ」である。そこからくる変な慣習が社会を覆い、若者たちを萎えさせる。
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急激にコミュニケーションのかたちが変わっているのを、最近実感致しております。
志や感覚の近い人同士が互いに引きつけられることが自然に起きる。
各々が持つ「感覚の磁場」みたいなものを増幅するツールが増えているからだと思います。
それも日常に溶け込み、特別に感じることもなく、コミュニケーションスタイルが変わっていっている。
そんな時代だからこそ一歩踏み出せばいろんなことができるし、いろんなやつに会えるよ!
と感じさせてくれる、そんな元気の出る一冊でした。
※僕も読んだよ!読んでみたい!こんなところに共感した!私はこう思う!等あれば積極的にコメントお願いします!!