思考力とは情報の羅列する能力ではなく、仮説を作り出す想像力、情報を捨てる整理力なのだと教えてくれる一冊。
物理学者エンリコ・フェルミの思考術として知られる「フェルミ推定」の説明を足がかりとして、フレームワーク思考等の思考術、自分の頭で考えるとはどういうことかを気づかせてくれる。
ネット情報を寄せ集めて考えた気になっている人や、データを集めることに夢中になるくせがあるひとに是非読んで欲しい。
実際のデザイン実務においても、マーケットのデータやトレンド、コンペチターの動向のデータはごっそり調べているのだけれど、肝心の「あなたは何が作りたいの?何を表現したいの?」というのがないデザイナーは多い。
本書はメソッドの本であるようで、既存のメソッドに当てはめて考えていくだけでは新しいものは何も生まれないということも示唆してくれている。
後半では各思考術の有用性だけでなく、理論と感情のバランスがとれた他者とのコミュニケーションの重要性も説いてくれているため、組織内で仕事をしている人にとっては非常に為になる内容だと感じた。
思考は
結論から、全体から、単純に。