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エネルギー アーカイブ

2007年07月02日

エネルギー・ガソリンって?

ガソリンは石油をもとに作られる製品で、車や飛行機に使われています。
エンジンの中で燃焼(爆発)させてエネルギーを発生させて動力にする目的で使われています。
燃焼させる際に排出される「排気ガス」に温室効果ガスであるCo2が含まれています。
ガソリンを燃焼させた際に出るCo2は、原料である石油のときに地中にあったものなので、地上でガソリンを燃焼させるという事は地上のCo2の割合を増やすという事になります。
つまり私たちが車や飛行機に乗れば乗るほど地球温暖化が進みます。

一番ガソリンを使う乗り物は飛行機です。
空軍機等はガソリンを使用しています(ガソリンと灯油混合、別名ワイドカット)。
ちなみに日本の旅客機は主にケロシン(灯油、こちらも石油由来)が使われているようです。
飛行機雲はロマンチックなものですが、 飛行機雲はエンジンからCo2と同時に排気される水分によって出来ています。つまり飛行機雲は温室効果ガスが大量に排出された足跡のようなものです。実際はあまりロマンチックなものではありません。

現在はガソリンの代わりになるものとして、様々な石油由来ではない燃料が開発されています。サトウキビ等から出来るエタノールや植物由来のバイオディーゼル(BDF)等がそれに当たります。
植物由来の燃料は燃焼してCo2を排出しても温暖化に影響はないといわれています。なぜなら植物が吸収していたCo2はもともと大気中にあったものなので、排出しても循環しているだけで地上のCo2は増加しないと考えられているからです。

エネルギーって?

エネルギーとは、私たちが暮らしていく上で「何かをするときに必要なもの」のことです。
代表的なエネルギーは、電気、ガス、石炭、石油、原子力。
他にもまだまだあります。
風力、火力、水力、アルコール、地熱、植物エネルギー、バイオマスエネルギー、太陽エネルギー、メタンハイドレード・・・・・等、たくさんあります。
特定のエネルギーを生み出す際に必要とされるものもエネルギーといわれます(電気を作るための水力といったように)。
全てのエネルギーはかたちを変えながら地球で循環しています。そしてそれぞれに長所や短所を兼ね備えています。私たちはこれらのエネルギーについてよく知り、環境への負荷を考えながら、バランスよく使っていく必要があります。

原子力って?

原子力とは原子核反応といったものにより得られるエネルギーのことです。

核反応は放射性物質(放射能をもつ物質)の発生を伴います。原子力発電の際に発生する放射性物質のなかには生物に対して毒性を持っているもの(プルトニウム等)もあることから、原子力(核)は非常に危険な面を持ったエネルギーです。
原子力はエネルギー、核は兵器という意味合いで使い分けられることもありますが、原子力と核エネルギーは同じものです。
ウランやプルトニウムの核分裂で得られたエネルギーは平和利用としては原子力発電に利用され、電力として日本全国で使われています。
しかし軍事利用されると恐ろしい原子爆弾や核兵器に姿を変えます。

原子力は第二次世界大戦中に軍事目的で研究が進められました。
世界で初めての原子力利用(実用化)は、1945年日本で行われました。


それは広島、長崎の原爆です。


日本は世界でただ一国の原爆被害国であり、世界で唯一原子力兵器(核兵器)の恐ろしさを身をもって知っています。

エネルギー・石油って?

石油は炭化水素を主成分とする油です。

電気と並び、人類がエネルギー源として使用しているものです。ガソリンからプラスチック、化学繊維、サランラップや加工紙製品等、見渡せば私たちの暮らしは石油だらけです。
農作物の肥料にも石油が原材料になるものがあり、私たちは石油を食べているとさえいえます。

みんなが欲しがる、何にでも化ける魔法の油、石油。すごい資源なので多くの国が欲しがります。なので石油の採れる油田にはお金が集まりますし、石油とついてくるお金欲しさに戦争を仕掛ける国もあります。
日本軍の真珠湾攻撃、ドイツのヒトラーによるソ連のアゼルバイジャン侵攻、クウェートでの湾岸戦争、米国のイラク攻撃等歴史上には石油が戦火の火種のひとつとなったといわれている戦争がたくさんあります。

ちなみに米国は世界屈指の経済大国であると同時に石油大国でもあります。
世界の83万の油田のうち、52万は米国にあります。
世界第三位の石油生産国であり、世界に占める人口4.6%の少なさで世界の石油生産量の1/4を消費する石油依存国でもあります。
米軍が一日に消費する石油は40万バレル。
これは南アフリカ全体の一日の消費量と同等です。

石油の作られ方についてはいくつかの説があります。最も有名な説は、石油は生物の死骸から出来ているという説です。地中に取り込まれた様々な生物の死骸が、地球の奥底の方で100万年以上の時間をかけて高熱・高圧で化学変化を繰り返した末に出来たものだといわれています。私たちは幾多の消えていった命のかけらと太陽からくるエネルギーでじっくりと作られた「石油」に助けてもらいながら生活しているのです。
2000年に環境省が作成した資料によるとあと40年程度で人類が使える石油は枯渇する(ほぼなくなる)といわれています。数十年ではなくならないという学説もありますが、まだ未知の油田がどのくらいあるかということや各国の採掘量の申告が嘘っぽかったりすることもあり、正確な石油の埋蔵量はわかっていません。

石油自体はなくならないが、石油1を掘り出すために必要なエネルギーが増加(1以上)していくことで石油の価値が上がり過ぎ、掘り出す意味がなくなる(掘れば掘るほど赤字になる)といった見方もあります。

ちなみにサウジアラビアのガワール油田、メキシコのカンタレル油田、クウェートのブルガン油田のような大規模油田はここ50年以上の間見つかっていません。
各国の石油に対する需要が増えていますが、供給する元は大きく増えてはいません。

いくつかの説に共通するのは、このままいくと石油は確実に使えなくなるという見方です。

今日では石油に代わる植物由来のエネルギー等の開発が急がれています。

ちなみに石油と同様に、金や銀、鉛や銅なども50年以内に枯渇するかもしれないといわれています。


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2007年07月13日

エネルギー・フードマイレージって?

フードマイレージとは、野菜等の食物が作られた生産地から私たちの食卓に運ばれるためのエネルギー消費を指す言葉です。
食品の輸送量と運ぶ距離から算出されます。

海外や遠方からの野菜や果物の輸入は船や飛行機、車等を使います。
輸送の際には必ずエネルギー(ガソリン、電気、梱包材等)が消費され、Co2等の温室効果ガスも排出されています。
隣の県で生産された野菜よりも海外から仕入れる野菜の方がフードマイレージは大きくなります。
つまりフードマイレージが大きくなる(輸送エネルギーが増加する)ことは環境への負荷を大きくすることにつながります。

2007年現在、国民一人当たりのフードマイレージが世界で最も大きいのは日本です。
二位の韓国に比べて3倍ものフードマイレージがかかっているといわれています。

日本の食糧自給率は40%(カロリーベース)と言われています。
つまり60%の食糧に大きなフードマイレージがかかっています。

近年地産地消(その季節にその土地でとれたものをその土地で頂く)という考え方が聞かれます。
地産地消の考え方はフードマイレージを減らします。

フードマイレージを減らすことはCo2削減に寄与することにもなり、温暖化対策にもなります。

つまり、その土地で取れたものを食べて暮らすことは私達が暮らしていく上で大切なことなのです。


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2007年08月12日

エネルギー・バイオマスエタノールって?

バイオマスエタノールとは、ガソリン燃料の代替燃料として期待が寄せられている植物由来のエネルギー燃料です。温暖化対策のためのクリーンエネルギーとして注目されています。
バイオマスエタノールはエコエネルギーとして多くの優れた点を持ちますが、いくつかの懸念すべき点もあります。

<原料>
バイオマスエタノールは、サトウキビやトウモロコシ、大麦、小麦、ビート等の炭水化物を多く含む穀物・植物を原料として作られます。原料を発酵させ、蒸留して生産されます。

<バイオマスエタノールのいいところ>
バイオマスエタノールは植物を原料とするため、原材料枯渇の心配がないこと。
もうひとつは植物由来エネルギーであるため、大気中のCo2を増加させず(カーボンニュートラル)、温暖化対策として効果が望めるというものです。
また、ガソリンと混合(エタノール混合ガソリン)しやすく、ある程度の混合比までであれば既存のガソリン内燃機関(普通の車のエンジン等)を改造なしに利用し続けられます。

<日本でのバイオマスエタノール生産>
日本では北海道や沖縄でバイオマスエタノールを生産する計画がされていますが、国内は農地が少なく、穀物生産のコストも高いため、本格的に使用が始まった場合の国内需要をまかなうためには輸入が必須となると見られています。

<日本でのバイオマスエタノールの販売>
2007年4月27日より、首都圏のガソリンスタンドを中心に50の場所でエタノール混合ガソリンの試験販売が開始されました。2010年までに現在のガソリン消費の2割をエタノールでまかなうことを目標として環境省は掲げています。
しかしガソリンをもっと売りたい石油業界と環境省の間で混合方式や混合比率についての議論の対立が起きているため、エタノール混合ガソリンの本格的な普及体制が整うのはまだ時間がかかりそうです。
販売するエタノールは主にブラジル、EU産のものが使われています。

<バイオマスエタノール生産国>
アメリカとブラジルがそれぞれ年間160億リットルのバイオマスエタノールを生産するエタノール先進国です(2005年)。
ブラジルはすでにガソリン消費の40%をバイオマスエタノールに切り替え済みであり、車はバイオマスエタノールで走っています。日本車もブラジルではバイオマスエタノールで走っています。
農地1ヘクタールにおけるバイオマスエタノールの生産量、コストの安さどちらもブラジルが世界トップであり、現在ブラジルはバイオマスエネルギー大国となっています。
ちなみにブラジルでは1925年よりエネルギー燃料としてバイオマスエタノールを使用しています。

<懸念1・生産量の限界>
世界中すべての農地でサトウキビを育て、バイオマスエタノールを生産しても、今日世界で消費されている石油と同じだけのエネルギーは生み出すことができないと見られています。実際には私たちが食べる食物も栽培しなければならないため、農地すべてをバイオマスエネルギー生産に振り分けることはできません。
つまり、今全世界で消費され続けている石油と同じだけのエネルギーをバイオマスエタノールでまかなうことは理論上不可能です。

<懸念2・エネルギー消費量・温室効果ガス排出の増加>
石油は採掘の際にかかるエネルギーに比べて、採掘されるエネルギーが多いため、安価で高品質のエネルギーが手に入りました。
しかし、バイオマスエネルギーは原料の栽培にかかる水、農地、電気等のエネルギーが石油に比べてたくさん必要だといわれています。
アメリカ等が得意とするトウモロコシによるエタノール生産は、生産にかかるエネルギーが生産されるエネルギーと同じくらい、あるいは多くかかってしまうという見方があり、石油や電気の消費量を増やすことになっているのではという懐疑的な意見もあります。
アメリカでは清涼飲料水に使われるコーンシロップを作るためにトウモロコシが使われています。冬には清涼飲料水の売り上げが落ちるため、コーンシロップを作る施設の売り上げが落ちます。そういった施設が冬の間の収益を確保するためにトウモロコシエタノールを作っているという場合もあります。つまりエコエネルギー生産という観点ではなくエタノールという商材を生産している場合もあるために、バイオマスエネルギーを作ることでCo2排出量を増やしてしまうという事態が起こっています。

<懸念3・バイオマスエタノール原料栽培農地のための森林伐採>
ブラジルが得意としているサトウキビによるエタノール生産は、ブラジルが広大な農地を保有しているため効率的ですが、さらに効率をあげる(農地を広げる)ために無法な森林の伐採や焼畑農業が行われており、環境負荷の増大が懸念されています。

<懸念4・飢餓を招く危険>
石油からバイオマスエタノールの時代になるとすれば、石油時代とは違ったかたちのエネルギー戦争が懸念されています。
深刻な穀物の奪い合いが起きるのが懸念されています。石油は食べれません。しかしバイオマスエタノールの原料は食べ物です。
つまりエネルギー燃料がほしい人同士の争いだけではなく、エネルギー燃料がほしい人と食べ物がほしい人の間にも争いが起きる可能性があります。
2007年現在、穀物価格が急騰し始めています。
バイオマスエネルギーの原料となるサトウキビやトウモロコシの価格が上がり、それらの穀物を食べる家畜の価格も上がっています。
卵、マヨネーズ、砂糖等の食品の価格が上がっています。
また、バイオマスエタノールの原料を生産するために、畑で人が食べるための野菜を作ることをやめてしまう業者も増えており、野菜の価格が上がっている地域も出てきています。
車の空腹を満たすために作物が使われてしまうため、先進国の8億人のドライバーのために穀物価格が急騰することになり20億人の貧しい国の人たちが食べる穀物が奪われてしまうかもしれないという見方が出てきています。

<懸念5・人々の楽観的な見方>
石油がなくなっても、温暖化が進んでもバイオマスエタノールがあるから大丈夫と考えている人がたくさんいます。
しかし上記の各事項からわかるように、いまの消費のライフスタイルを保ったままではバイオマスエタノール等のエコエネルギーをどう駆使しても、環境問題の解決はできないでしょう。
バイオマスエタノール等のエコエネルギーへシフトしていくのと平行して、私たちのライフスタイルを見直し、エネルギーの使用量を減らさない限り、地球温暖化の進行は緩和できません。
まずは現実を直視し、楽観的な考え方をやめ、その上でバイオマスエタノール等のエコエネルギーを上手に使うということが、私たちの環境を守ることにつながります。


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2008年06月29日

ベンツは石油を使わない

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メルセデス・ベンツが7年以内に石油を使うクルマ、いわゆるガソリン車を作るのを辞める!と発表したようです。

大きなブランドが大きな発表をしたことで、業界全体が新しい時代に入っていくことになりそうです。

プリウスが快進撃を続けるトヨタですが、こういった「ブランド構築」的戦略は海外のクルマメーカーに一歩及ばない印象を受けます。(最近放映されている”エコ買い”のCMもなんだか意味がわかりませんし・・・辞める!!とか言い切れない歯切れの悪さを感じます)

日本は今や世界に誇る「エコ技術大国」であるにもかかわらず「エコ先進国」にはなれていません。
それは私たち生活者と日本企業双方のエコリテラシーの低さが原因のように感じます。

利益よりも社会的貢献や意義を重要視する欧州の慣習がこういった発表にも見て取れます。


ベンツの発表で、クルマ業界全体での次世代のサステナブルなエネルギーの開発にさらに加速がかかりそうで、いろいろな期待をしてしまいます。
水素や燃料電池、バイオディーゼル、エタノール、電気よりもさらにサステナブルで安全なエネルギーができるといいですね。


以下GIGAZINEより。

イギリスの日刊紙「The Sun(サン)」によると、メルセデスベンツは7年以内に石油で動く自動車を全廃する計画を立てており、理由としては環境に配慮してエコフレンドリーにするためというのもあるが最終的には結局、石油燃料が尽きてしまうため、だそうです。

詳細は以下から。


Mercedes prepare for the future | The Sun |HomePage|Motors|Phil Lanning

この計画によると現在のエンジンを順次、ハイブリッド、電気自動車、そして水素を燃料とするエンジンに変えていく予定になっており、次の10年間の間に開発を行うとのこと。しかしその第一弾は既に今年の10月に売りに出される新しいAおよびBクラスのモデルで「Start/Stop」テクノロジーとして採用されており、この技術を使うと赤信号で止まる度にエンジンが停止、ブレーキペダルから足を上げると再びエンジンが動き出すようになっているとのこと。これによって9%以内の燃料効率改善が期待できるそうです。

今年の後半にはさらに燃料消費を改善したモデルを準備しており、燃料消費を従来よりも12%縮小することができるとのこと。そして、2010年頃には電気自動車を市場に投入し、さらに将来的にはゼロ・エミッション(排出ゼロ)の燃料電池車を予定しているそうです。これは電気と水素のみを利用し、今後数ヶ月以内にプロトタイプBクラスに入る準備ができているとのこと。

現時点でこれらのコンセプトに最も近いのが「F700」となっており、下記のような自動車になっています。

メルセデス・ベンツ「F700」を公開-東京ミッドタウン - 六本木経済新聞
また、2つのレーザースキャナーにより、前方の路面をスキャニングし、凹凸に合わせてサスペンションを制御する機能や、操作スイッチの数を少なくし、ナビゲーションの目的地設定をアバターとの対話を通して行えるなどの機能も備える。

このレーザースキャナーはドアにも設置されており、サイドミラーにも搭載されているとのこと。また、この「アバター」というのはかつて放送されていた「ナイトライダー」のナイト2000(K.I.T.T.)と同じで、ドライバーにあいさつし、音声操作で電話をかけたり、ラジオ局を変更したり、カーナビを操作したりできるそうです。

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