近年流行りの「ビニール袋(レジ袋)削減運動」。
スーパーでもらえるビニール袋を削減すれば、石油の使用量そのものが減らせるため、二酸化炭素の排出量も減らせる!→温暖化対策といった考え方のもと参加している方も多いと思います。
残念ながらただスーパーのビニール袋を断ることだけでは石油使用量を減らすことはできないようです。
もともとスーパーのビニール袋(ポリエチレン等オレフィン系)は、ガソリンや家電製品等で使われる高級なプラスチックを取り出した後の石油の残りかすのようなものから出来ています。
その残りかすはビニール袋として使われなければただ捨てられるだけです。
つまり、ビニール袋の使用量が少々減っても、ガソリンやプラスチック製品の需要がある限り、石油の使用量は減らせないと言われています。
石油の使用量を減らす(石油燃料燃焼による大気中の二酸化炭素総量を増やさない様にする)ためには、ガソリンやプラスチック製品を作ること自体を根本的に少なくしなければならないのです。
流行の「スーパーのビニール袋を減らすためにエコバッグを買いました」が実は思わぬ逆効果を生んでいる場合もあるといわれています。
そのエコバッグを製造・輸送するのにガソリン等の新たな石油エネルギーが使われています(石油精製の際の残りかすから作られるレジ袋とちがい、エコバッグは魅力ある商品として成立させるために様々な資源を使う。それは石油燃焼増加につながり、その残りかすからさらにビニール袋が生産されている)。
ただし、スーパーの袋を断ることが無意味な訳ではありません。
スーパーの袋を使わない(スーパーの袋を燃やさない・スーパーから出て行かない)ということは、スーパーの袋が燃やされてCo2が排出されるまでのみちのりを長くすることになります。
つまり石油使用量は変えられないが、ビニールが燃やされることによって排出されるCo2年間排出量は減らせる(先送りできる)ことになり、
温暖化のスピードを弱める効果はあるかもしれません。
また、ビニール袋の消費を減らすことは、世界の海を汚しているゴミになっているビニール袋を減らすことにもつながります。
毎日山のように捨てられるビニール袋は誤飲による野生動物の死や埋め立て処理された際の土壌汚染など社会各方面に悪影響を及ぼしているといわれています。
ある環境保護団体によると、アメリカのカリフォルニア州では、毎年190億枚のビニール袋が使われているといわれています(平均毎年1人あたり552枚)。
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